DOORS第1話「まぜこぜ修繕屋」ネタバレ感想

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2006年 12月号 [雑誌]

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 ついに連載開始となった神坂一先生の新作「DOORS」の感想を。
 一言で表すと「変」。変な世界の描写がビッグウェーブとなって畳み掛ける!最初はほんと変すぎてよくわからんかったけど、「普通じゃないことが普通になってしまった世界」というのがわかった時、そのギャップを楽しむ作品なんだなー、と思った。住人の常識自体もみんな変になっちゃってるんですね。
 ただ、世界観の変さ加減に比べるとキャラクターが極めて薄味。何と言うか、世界の設定だけがエキセントリックで、そこで動くキャラは「それが普通」になってしまっているせいか、とても普通に見えてしまう。そこは狙った部分でもあるのかな?これでキャラまで濃かったらそれこそ収集つかない気もするし、濃いキャラによるギャグははスレすぺでやってますし・・・。でもやっぱりキャラクターにインパクトがないと、さほどはまれないな〜というのが第一印象。せめて主人公3人組くらいはもう少しクセが欲しかった。まだ第1回なので、今後もっとキャラが掘り下げられていくのを期待します。