スレイヤーズ16 アテッサの邂逅 ネタバレ感想 第5回

 ついに発売になりました!スレイヤーズ超待望のスレイヤーズ新作小説こと「スレイヤーズ16 アテッサの邂逅」!ネタバレで細かく感想を。

 って、発売直後なのにいきなり5回w実はドラゴンマガジン連載時に毎回感想を書いていたので、文庫書き下ろしパートからスタートしてみる。
 文庫化に当たっての加筆修正も結構あるのですが、そのあたりはあとから補足で書こうかなーとか。

 これまでの感想はリンクを貼っておきますので気になる方は参照頂けたら。基本的に萌えと燃えを吐き出してるだけの箇条書き感想ですw

 

スレイヤーズ新作小説始動!!喜びのネタバレ感想 (抜粋先行掲載)

ドラゴンマガジン5月号より スレイヤーズ新作小説(第1回)ネタバレ感想

ドラゴンマガジン7月号より スレイヤーズ新作小説(第2回)ネタバレ感想

ドラゴンマガジン7月号 スレイヤーズ新作第2回ネタバレ感想2 もうちょい深く掘ってみた。

ドラゴンマガジン9月号 スレイヤーズ新作第3回ネタバレ感想

ドラゴンマガジン11月号 スレイヤーズ新作小説第4回 ネタバレ感想

 

(文庫書き下ろしパートは3章の途中、P146より。敵の正体がわかり、アライナの案内で廃坑に隠れるところから。)

 

・廃坑の描写好き…アライナは森の中でいろんな秘密基地見つけてそうだなあ(*´ω`*)

・リナに改めて向き合うリナ。なんかリナも覚悟した様子で、お…?何だ…って思ったらUターンするアライナww視線が怖かったってwwリナってば平手覚悟で奥歯噛み締めてたのねん。流石にあの竜破斬はやり過ぎた…というかエルフのアライナは怒るだろうなーって感じてたんだ。しかし、ヘタレすぎたアライナw「あたしのほっぺ、何でできてるのよ!」ってツッコミ好き。
・素直に謝るリナ萌え。しかし、「火を見て喜ぶ趣味はない」にはツッコミを入れたいwあくまで手段だとは思うけれども、縛りなければ呪文使うのは好きですよね、リナさん…w
・エルフたちの森への認識…個人の解釈による、って感じで結構適当だなあ…。フォレストハウンドは完全に目的と手段が入れ替わっちゃってるひとたちで、すぺしゃるでおなじみの「〇〇保護団体」の拡張版だよね。今回のお話はスケールの大きなすぺしゃるっぽい気もしてる。
・森を人質に街を攻撃させない作戦!すかさず「街には戻れんぞ」って指摘するゼル。リナのリアクション的にはそこまでは考えてなかったのかな?緊急だったし、まずはテシアスたちを止めないとー的な。ナイスフォロー、ゼル!
・そして森にとどまって野宿しつつ長期戦の構えという、妄想的にはおいしいシチュエーションに(≧▽≦)幕間の想像がはかどるぜ!
・「勝算はあるのか」さっきからのゼルリナ作戦会議の会話が萌える。ザナッファーさえ倒せれば、諦めるはず…魔法は効かないけどガウリイの剣なら……ってところで「オレか?」って反応するガウリイ。ぼーっとしてたww作戦会議は員数外って割り切ってる感すき……!
・ザナッファーが魔法を使うときは鎧の一部を開かなきゃいけない設定好き。精神世界面からの遮断を一時的に解くんだな。そして、精霊魔法はあくまでフルアーマーだから防げてる、と。
・そして……ガウリイのチートが発覚する!精神世界面からの攻撃斬ってただとおおおおおお!!「あすとらすさい…?誰?」このセリフが萌えキャラ「あすとらさん」誕生に繋がるんだなww確かに意味わからない人が「精神世界面からの攻撃」って言われたらなんかそういう人がいるのか、って思うかもしれないww
・ガウリイのよくわからないけど斬ってましたのリアクションが好きすぎるww松本さんボイスで再生されますなあ。無印の終盤の作戦会議のところっぽい。剣を持つ仕草をしてるところとか映像が浮かぶなあ。
・「達人だか頭悪い子なのかよくわからない」ってリナのツッコミもよしw理屈じゃなくて感性で生きてる、これぞ天才なんだなって…。リナも直感で戦況とか理解することありますが、瞬時に計算と理屈立てを行っている感じで、秀才タイプだと思う。
・魔族は人間に対して本気になったと認識するだけでダメージを受けるため、人間に対してあすとらさん攻撃を行うことができないので、ガウリイも喰らうのは初めて…だと思う(読み返せ)。ミルさんとかメフィは喰らってたと思うけども。エルフは別に縛りないんですなあ。人間には知覚もできないとか、まじ厄介すぎて…ガウリイいなかったら積んでたな、これ。
・鍵となる「引っ張られるような感覚」からリナ、ピンときた!なるほどん、ブラスト・ソードの周囲の魔力を切れ味に転嫁する性能によるものだった!でも、感じ取っちゃうガウリイの感覚も相当やばいと思うの。覚醒しちゃってますなあ。今まで、あすとらさんの攻撃は食らったことないにしても、魔力に反応する描写的なものはなかったわけで。と、ガウリイ的には当たり前にやってるけど、誰も…というかリナが知覚できてなかったから描写もない説もありだな!!チートすぎるわ。ガウリイ。
・そして、ブラスト・ソードの力を引き出すためにを解呪しようぜ、ってことになる燃える展開。当たり前に「できるかもしれない(道具があれば)」って言えちゃうアライナって実はエルフの魔道士として実力者だよなあ。だからこそこの大役に選ばれたんじゃあ。人見知りはさておき。それとも、エルフならこれくらいならば「嗜み」なのかなあ。エルフの村、ぜひ行ってみて欲しいな、17巻では。
・実は内通しちゃってたランダくん。襲撃で死人出てたんだな。この辺が本編ぽい。ほんとこの会話の流れで「信じるなボケェ」だよなww自分が加担してたことを信じたくなかったんだろうけれども…。男からカンテラを取って相手に向けるガウリイかっこいい!
・街に戻ってガウリイの部屋にすし詰め!なぜリナの部屋じゃなかったのか…女の子の部屋に夜中に押しかけるのはどうか、という無言の了解あったのかしら。そして二人の部屋は別でした!(ですよねー)
・ランダくん、うっかり騙されすぎい…イメージからの思い込みって怖いなあ…。そして、アライナが内通者じゃない根拠がwwわかりやすすぎたwwそれも狙ってエルフの村から送り込まれたのかもね。
・「あんたのうじうじに付き合ってる暇はない!」って一刀両断されるランダくんwwうん、さすがリナさん。これからどうするかが大事。あと、さくっと切って捨てることで、ランダくんの責任問題にならないようにフォローもできてる!マクライルさんがどんなペナルティ課したかはわからんけどw
・ゼフィーリア本国までは片道10日!!でもきっとリナたちはなかなかたどり着かない気がする\(^o^)/
・「勝つしかないでしょ。そんなのでも。」リナさんの名言かっこいい!!
・姉ちゃんが来たら半日…姉ちゃんでも半日か。でも、明らかに格上が来ちゃって森の中に籠城されたら長引くかもね。

・今回のハイライトの1つ、ブラスト・ソートの封印解除シーン!!ドラマガで先行公開された時から話題騒然アイテム萌えクラスタ歓喜!1巻のリナがアミュレット作るシーンを彷彿とさせると評判でしたが、まさにそんな感じ!幻想的な雰囲気に魔法の世界に一気に引き込まれます。

・アライナも驚くブラスト・ソードの術式!刀身に髪の毛よりも細い文字でびっしりと何重にも文字が!!しかも人間には見えないとか厨ニの心にストライクだぜ!ブラスト・ソードを作った人の話…過去のめがぶら見返したら神坂先生からの回答がありました。降魔戦争時代の竜かエルフだそうで、竜やエルフが使うと切れすぎて危ないので人間に貸し出していたとか。一本の剣の名称ではなく、量産品。だからミルガズィアさんは、見た瞬間にブラスト・ソードってわかったとか。ミルさんにも「術式」見えたのかな?量産品とは言え、そんなにたくさん作られていたわけではなく、現存しているものはほとんどない、そうです。アライナも知らない…今は失われたエルフと竜の技術的な感じだろうか…?降魔戦争時の武器と言うことで、刀身の部分は武具工作が得意なドワーフが作ってたりしたら面白いかも。降魔戦争はドワーフも参戦してたので。魔族に立ち向かうため、当時の技術を結集した剣…燃える!!

・ミルさんが施した切れ味を鈍らせる封印は解けるそうで…ナイスミルさん、そしてアライナ!この解呪シーンの独特のセンスが素敵すぎた…あらいずみ先生のイラストもわかりやすくて理解を助けてくれます。ガン見するリナさん好き。魔道士よのう。あと、理解してないの丸わかりのガウリイのリアクションww リナにあご乗せしているイラストもかわいいです(*´ω`*)

・解呪シーン、先行公開版を改めて読み返すとかなり変更されています。まず、アライナのキャラが違う印象。人見知り設定はなかったのかな?堂々としていてちょっと冷たい感じで…どちらかと言うとメンフィスに近いかも。キャラかぶってたから変えたのかな?採用版の人見知り内弁慶エルフの方が味があっていいですね。あと、場所が「部屋」になっているので、最初は廃坑じゃなくて、どっかの室内だったのかもなあ。と、読み返してて気づいたけど、光源が最初は「魔力の明かり」で途中からランプになってるのはミスかしら?先行版では「部屋に灯るランプの明かり」だったから、修正している時にねじれちゃったのかな…?…光源2個あるんだよ!!うん。
・アライナの超技術の描写は全体的にわかりやすくなっています。ガウリイのリアクションは新規追加。さすがガウリイやで!(説明わかりやすくする要員)
・あとは、リナのモノローグで、「これをいつか誰かが解く前提とは、この人間には理解できない封印が竜やエルフにとってはさして難しくも解けるということ…に驚き、そんな魔道技術の差が怖くもある」、的な評をしているところがカットされている。確かにそうなのよねん。当たり前に解いてるアライナすごいわ。この部分は入ってても良かった気がするけれども。お話のテンポ重視かな?

・とても絵になる形で封印が解けて(アニメ化希望!)、試し斬り!無造作に石をリンゴ切りするガウリイカッコイイwそして剣を作った人あほ疑惑。見える…こんな光景が!(以下想像)

 竜・エルフ・ドワーフの精鋭からなる対魔族武器研究チームは、最高の切れ味を誇る剣を開発すべく、その技術を結集し…ついにブラスト・ソードを完成させた!!

「斬れる!これならば、全てを切り裂けるぞ!魔族を…魔王をも!!」
「これぞ我らの研究の成果!」
「あ、でも…これ…鞘まで切れるんですけど…っていうか、斬れすぎて危ない…」
「むうう…では、切れ味を押さえる紋でも描いてみるか」
「いやじゃあああああ!この美しい術式に手を加えるなど!!」
「うーん…じゃあ、上から鋼で覆ってみましょう。真の力を封印されし剣。なんかかっこよくないですか?」
「なるほど、確かにそれはそそられる(じゅる)。いつしか、勇者が力を求める時…この剣の真の力を解放し、魔を撃ち払ってくれるに違いない!」

 こんなあほな研究チーム希望。 

・アライナは鞘の内側に切れ味を封印する術式を書く方法を提案!その手があった!!とりあえず、あほな研究チーム(仮)はともかく、ミルガズィアさんはなんで剣の方に切れ味鈍らせる紋を書いたんだろ…?切れすぎる剣を人間に持たせておくのは危ない、と思ったのかな…?どこに出回ってしまうかわからないわけで。あと、普段はほどほどの切れ味の方が使い勝手がいい場合もあるよね。戦闘終了後、封印を戻しているシーンはないけれども、切れ味MAXのままなのかな?

・石や小枝を配置して儀式魔法陣!またもエルフの魔道技術すげえ!魔法陣で魔力増幅もあっさり「できますよ」言われた―――!これでタリスマン問題が限定的ながら解決したぜ!エルフすごい!次回作あったらぜひエルフの村に行ってタリスマンに代わる小型の持ち歩き簡易魔法陣みたいなの開発したらいい!

・「リナがタリスマンなくなっちゃってパワーダウンしちゃってるけどどうしよう?」っていうの今回の裏テーマというか課題だと思うんですよ。ぶっちゃけそのバランスを取るために登場したと思われるアライナ。でも、アライナの未知の魔道技術は、とても魅力的に書かれていて説得力があるとでも言いましょうか、自然に読める。人見知りが激しいという彼女のキャラクターも相まって、その技術があまり主張しすぎないのも良い。あくまで主体はリナで、彼女を手助けする存在としてのアライナがいる、と。

・解呪シーン、ゼルのセリフなしwテンポの関係だとは思うけど、ゼル的にはエルフの魔道技術珍しくないのかな…?テシアスたちのところで目にしてたとか?あとは元の身体に戻る方法とか聞かないのかな?とかも思った。テシアスたちから「エルフの技術でも無理」とはっきり言われてたのかもしれぬ。その辺めがぶらで質問してみたいなあ。そとがきにもちょっとあったけど、ゼルサイドの話も読んでみたい!!神坂先生!!

 今回はここまでです。あと2回くらいでラストまで行きたい。