SFC版スレイヤーズプレイ動画

http://www.nicovideo.jp/watch/sm371085
 ニコニコ動画より。思わず見入ってしまった。7年位前に1度遊んだきりだけど、細かい部分だいぶ忘れてるなあ。でも、やはり名作です。グラはSFCなのにだいぶ頑張ってますね。以下、ネタバレトークを。
 警告:今後、このゲームをプレイしたいな〜と少しでも思っている人は絶対見ないほうがいいです。

 このゲームはズバリ、「主人公が実はリナじゃなかった」と言う驚愕の展開が全ての鍵を握っている、と言っても過言ではないと思う。スレイヤーズRPG化するに当たって一番ネックになるのは、リナを始めとする登場人物が最初から強い、と言うこと。SFCスレイヤーズはリナが記憶喪失になってしまうところから始まります。「記憶がない=魔法が使えない」ってことで、一から覚えなおさないといけない。RPGに必須となる成長システムにうまく乗っかるわけです。記憶喪失ネタというのは、長くやってると必ず出てくるくらいお約束なネタなので、遊ぶ側もすんなり納得して遊び始める。でも、これがそもそもミスリードなんですよね。スタート時点で彼女がコピーだなんて予想できた人がいただろうか?お約束をいい意味で壊してくれる神坂節の真骨頂です。原作は一人称小説で常にリナが前面に出ている本作で、リナ以外を主人公にする(外見は一緒だけど)と言うのはなかなかの冒険だったんじゃないかなあ。
 ・・・なんてえらそうに語ってみたけど、私は既にネタバレを聞いた上でプレイしたんですよね・・・。そしたら面白さが激減ですよorz。ファン内でもかなり評価が高いゲームってことで期待していたんだけど、思った以上に楽しめないままクリアしてしまったよ・・・。期待しすぎた、と言うのもあると思うけど。リアルタイムでプレイできなかったことを今でも悔やんでいます。この記憶を全て消去して、もう一度プレイしたいものです。
 とは言え、原作の持ち味をうまい具合にゲームシステムに落とし込んでいると思います。戦闘画面にはキャラクターの顔が表示されていて、単調になりがちな戦闘を演出。魔法のグラも原作のイメージを大切にしている感じです。・・・魔族がリカバリィで回復したり、魔法より殴った方が強い、なんて多少整合性が取れない部分もあるけど、それは「ゲームだから」の一言で済ませるのが粋です。
 これ、リメイク版出ないかなあ。ネタバレ状態でプレイすることになるけど、SFC版の演出は淡白なのでその辺をアニメーション入れたり、声入れたりして盛り上げてくれればそれでも楽しめるゲームになると思う。・・・けど無理だろうなあ・・・。
 余談だけど、FF7の竜巻の迷宮らへんで、このゲームのことを思い出しました。あっちはもう一ひねり二ひねりありますが。