超スレイヤーズ祭 無印8〜10話

 ってことで少し消化。以下、スレイヤーズ無印8〜10話ネタバレ。


 魔王復活!どうする?という一連の流れの3話。…復活してもトロルしか操れないシャブラニグドゥが哀れすぎるwそこはレッサーデーモンだろう、と今なら思っちゃうよなー。フィブリゾ何やってるんだ、とか。この辺は原作も1巻時点で設定が固まっていなかった部分なので仕方ないんだろうけど。魔法の解説も今聞くと、「ん?」って思うところあったり。魔王には「黒魔法自体が効かない」と言われていた。後の設定だとドラグ・スレイブ以外は一応効果はあるけど決定打にはならない、位のニュアンス。…とは言え、あれはリナ達の認識に基づいた会話なので、「そこまで詳しくは知らなかった」ということなのかも。魔王と戦った経験がある人なんて、そうそういないわけで。
 無印見直して思うが…REVOLUTIONは無印ベースに作ってるなら、細かい設定とかは齟齬出るよなあ、ってこと。無印は原作設定による縛りは緩めてかなり自由に作っています。無印のベースとなっている原作の1〜3巻段階では、原作の設定自体がまだ完成されていなかった点も縛りが緩い理由なのかも知れない。その分、分かりやすさとストーリー展開を優先している。無印という原点に回帰しつつも、原作後期に生まれた緻密な設定要素を組み込んだり、重めのテーマの部分を全面に押しだしてみたりと、いろいろ詰め込みすぎてしまったのがREVOLUTIONのちぐはぐ感の原因なのかも。
 と、ツッコミはこのくらいにして。やっぱ熱いよ。この辺の展開は!魔王復活の場は「レゾの塔」というオリジナル設定。何とももったいつけた感じがRPG的で好きです。バーサク状態のゼルも良い。やっぱりレゾに作られた体なんだなあ。5期でゼル敵対イベントとかやらないかなあ、とか思った。5期はレゾ絡みの話になりそうだし。敵から味方になったキャラがもう一度敵になってみる、って展開お約束だけど面白そう。最終的には実は訳ありで裏切ったフリをしてたんですよー、みたいな感じのオチに落ち着けてさ。…ベタ過ぎるかw
 復活した魔王にゾルフがドラグスレイブ。このシーンが実は(後付だけど)2部最後の伏線なんだよなー、と思いながら見るとものすごく感慨深いものがある。
 シャブラニグドゥから逃げた後に最後の晩餐。ここでリナの名台詞が出る。「負けたとしても一矢報いる」という男のロマン的思想をナンセンスと否定しつつ、リナが出す結論というのが力強く且つ理にかなってるんだよなあ。「例え勝てる可能性が1%だとしても、負けるつもりで戦えばその1%もゼロになるわ。だから戦うときはいつも勝つつもりで戦うのよ。」気持ちで負けてちゃダメだ、と。
簡単に言っちゃうと精神論なんだけど、結論に至るまでいろいろ理屈を順立てて説明するあたりがいかにもリナなんだな。そして何とか出来ちゃうところもまたリナなわけで。
 そしてVSシャブラニグドゥ戦の10話。何回も書いてますが、この話は私がスレイヤーズファンになったきっかけのお話だったりします。ものすごく簡単に言うと、ギガ・スレイブかっこよすぎるだろう、と。切り札っていうのは最後まで取っておくものだ…そんなお約束な言葉を思い出した。理屈立てて考えると、光の剣とレゾの残留意志という要素がそろったからリナはあそこでギガ・スレイブによる賭けに出たわけなんだけど、初見時はそんなこと考えもせず、純粋に「魔王の中の魔王って!まだ奥の手あるのか!」みたいにワクテカしながら見ていた記憶がある。ぶっちゃけ私の中のスレイヤーズの原点はここだったりする。今となってはいろいろな要素が絡み合って総合的に好きなんですが、原点としてはリナがここで見せた圧倒的な力のインパクトに惚れた、と。出会いは割と単純なところから始まっています。
 って…気がついたらなんか長くなってる…。やはり「見ると語りたくなる」病は治まらないようですw