スレイヤーズREVOLUTION12話ネタバレ感想 Bパート

 第12話「Legasy 決戦セイルーン!」感想の続き。今日はBパートから。


 決戦に備え、装備補充。セイルーン軍の倉庫かな?ガウリイだけじゃなく、リナとゼルも補充。ゼルは不敵な笑みを。残酷な魔剣士の血が騒ぐ?これはアストラルヴァインがやっと出るか!?
 住民は避難開始。よかった・・・セイルーンにはちゃんと住民がいる・・・。リナたちは空から出撃!郊外に火事?の跡が。でもガウリイ曰くザナッファーの姿はない。ガウリイは異常に目がいい設定がちゃんと生きているようで嬉しい。ポコタが光の剣の反応からザナッファーの位置を割り出す。便利だザナファレーダーw「空の上じゃ狙い撃ちにされる」と地上へ降下します。このシーンのリナはおでこのほくろが見えるのが好きだ。
 光の剣の反応によると、街の一角にザナッファーが潜んでいるらしい。しかし、地中を自在に移動って、ザナッファーはほんとじめんタイプだなあ。 

ザナッファー はくぎんポケモン
 タイプ1 ドラゴン タイプ2 じめん
 とくせい アストラルシール 精神世界からの攻撃を無効化する

 おおむかしサイラーグをほろぼしたでんせつのまじゅう。にんげんをたべてそのちしきやけいけんをきゅうしゅうしてせいちょうする。

 ・・・ポケモンネタはいいって。
 律儀に走ってついてきたワイザーのおっちゃんがボケをかます。でも、なんやかやいいながら責任感ある人だよな、おっちゃんは。自国の都合でリナたちを巻き込んだ以上、最後まで付き合う覚悟はできてるみたいで。
 シルフィールはガウリイに「いざとなったら守ってくださいね」と自己アピール。リナは「シルフィールは治療魔法が使えるから頼りにしてる」とフォロー。とりあえずご新規さんには説明不足だけど「ガウリイに気がある」、「治療魔法が使える」この2点の情報のみで乗り切ってもらうしかないようです。
 ポコタの挑発に姿を現すデュクリス。スィーフィード?の像に「こんなものを拝んで人が救われるなら苦労はない」と冷たく言い放つ。・・・まあ、この世界の神様って、ちょっとやそっとじゃ動こうとしないし・・・。「こんなことで何か変わると思っているのか?」というポコタに、デュクリスはこう言い放つ。「それを・・・俺も見たいのさ。他人の痛みをどれだけ見せ付ければこの世界が変わるのかをな。人間は優しい生き物だ。他人の痛みを知れば、一瞬だけでも人は優しくなれる」・・・デュクリス、この路線で最初から行けばよかったんじゃないか・・・?「思い知るがいい〜」みたいなセリフは言わせないでさ。要するに、自分が破壊者になることで、人の優しさが目覚めるのを待っている、ってことかな。やってることは変わらないし、動機はどうあれ許されるものではないけど。まあきっと、復讐心に駆られて殺戮と破壊を繰り返すうちに、「破壊の先に何があるのか見たい」なんて思考が復讐者として次の段階に進んでしまったのでしょう。行動は過激ながらも思考だけは穏やか、と。
 ポコタの声はデュクリスには届かず・・・地中から現れるザナッファー。その姿は復活時に比べ、人間を糧にした分巨大化していた。リナを食わしたらお腹壊して片がつくんじゃない?と勝手に話を進めようとする一同。まあ、「大魔王の食べ残し」ですから。そんな冗談にザナッファーが乗ってきたwジョコンダの知識を受け継いだザナッファーはリナがラグナブレードを使えることを知っている。その知識に興味がある、と。・・・あの暗闇でどこまで見ていたかはわからないけど、「なんかスゴい術が使える」くらいはわかった、ってことかな。お、こんなところでリナにプレミアがついた。そう、リナの知識や経験って人間レベルではかなり希少価値がある。ロード・オブ・ナイトメアのについて正確な知識(といってもクレアバイブルが知っているレベルのものだけど)を持ってるのって人間だとリナぐらいじゃない?姉ちゃんとかエターナルクイーンとか、「神様」入りの人間だったら知ってるかもしれないけど。それに数々の魔族と渡り合ってきた経験もある。この辺、悪用されたらヤバいことになる。リナは言う。「あたしの知識、力、そして命は誰にも渡すわけにはいかないわ」そう、それはリナがリナである証。自分自身に溢れるばかりの自信を持ち、「自分らしさ」を大切にするリナらしい言葉。でも、リナは一度だけそれを自らの意思で手放したことがある。NEXT25話ですね。自分よりも大切な存在・・・ガウリイと引き換えに。「力を貸して。フィブリゾを倒せる力を。そのためだったらあたし自身どうなっても構わない」うーん、あのシーンが引き立つなあ。そこまで意図したのかはわからないけど。少なくとも、ザナッファーなんかにゃくれてやらないぞ。
 またまた避難する住民。フィルさんはお約束通り白馬に乗って登場w「頼んだぞ・・・」とシブくキメるフィルさん。
 さあ、ザナッファー戦開幕です。ザナッファーは口からだけではなく、体から生えた触手からもブレスが吐けます。ガウリイは近づけずに苦戦。ポコタは光の剣で切りかかるも当てられず、防御に回るので精一杯。ブッ飛ばされるポコタをリナがキャッチ。ここらへんからBGMにPlenty of gritが!おお〜熱い!ポコタをガウリイに投げつつ・・・「ガウリイはね、ああ見えても代々光の剣を伝えてきた一族の末裔なのよ。頭ン中はくらげだけどね!」おおお、この設定がやっと出てきたwすっかりなかったことにされたのかと・・・。信頼はしつつも軽口は忘れず。「頭ン中はくらげだけどね!」の言い方が好きです。ポコタは「オレじゃダメだ」と光の剣をガウリイに託す。戦略的には最初からガウリイが持っていたほうがよかったんだろうけど、ポコタが自分から「頼む」言い出すことに意味がある。リナたちは力を貸しているけど、これはあくまでポコタの戦いなわけで。リナもあくまで促すに留まっている。まあ、演出の都合もあるだろうけど。そして、ガウリイの見せ場第2弾キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ポコタとの連携もばっちり。
 ・・・って他の面子見てるだけかw今は住民が避難するまでの時間稼ぎ、ってことらしい。ゼルが「アメリア、俺達も援護するぞ」と参戦の意向。この先、個人的にものすごいツボだったんですが。ゼルファンにはちょっと申し訳ないけれど・・・。ガウリイは光の剣でザナッファーをメッタ切り!かっこいいぞ!そこへゼルが「光の剣が通用するなら」とアストラルヴァイン!おおおお、ゼルも持ち味出してキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!接触型だもんね、これは行ける!アメリアもヴィスファランクを出します。ダブル攻撃、行けー!と思ったら・・・弾かれた〜orz。・・・そうだよね、ザナッファーの皮膚硬いもんね・・・。あまりにタイミングよく、ゼルの剣が弾かれたところでOPも終わってしまいました。何、ゼルの見せ場終了?「やはりダメか・・・引くぞアメリア!」って・・・なんというかませ・・・。かわいそうなんだけどなんか笑ってしまったよ。ある意味ものすごいおいしいわ。本人はクールに決めてるつもりなんだけど、どこか決めきれない、と。そう・・・ゼルってボス戦になるとたいてい引き立て役ポジションなんだよね。シャブラニグドゥ戦でも早々と燃えていたし、コピーレゾ戦でもタイマン張ったら押されて帰ってきたし。岩の頑丈なボディを生かし、体を張って場を盛り上げてくれる・・・そんなゼルが大好きだわ。正義の拳が砕けて痛がるアメリアの手を引いて退場です。でも、引き際にライティングで隙を作ってくれました。
 ポコタを頭に貼り付けたガウリイが突っ込む!おおーポコタ飛行ユニットか。これは便利。

ガウリイ
 >そうび
  あたま ポコタ
  からだ プレストプレート
  て   光の剣

 まさに最強装備。

 その戦いを路地の奥から見守るシルフィールとリナ。って、ずいぶん引っ込んだなwシルフィールは「あの呪文」=ラグナ・ブレードを促すが、リナは慎重にことを構える。一発勝負で当てるのが難しい、と。ザナッファーはあの巨体。しかも全身からブレスを吐くのでガウリイも攻めあぐねている。加えて、ジョコンダの知識を持つザナッファーはリナの存在を警戒しているでしょう。
 ここでちょい脱線してREVOLUTIONのラグナ・ブレードについて。10話で初お目見えしたレボのラグナブレードは、旧アニメ版の巨大バスター・ソードサイズから変更されて、原作にあわせて刀身が細く小さくなっています。これもザナッファー設定と一緒で唐突に原作にあわせてしまったので、過去のアニメのイメージで見ているとしょぼくなったように感じてしまうかもしれない。・・・アニメサイズだとザナッファーに問答無用で当てられてしまうので、原作に合わせてきたのでは?なんて邪推もできてしまうのですが・・・個人的にこの原作に合わせた変更は嬉しい。どうせ今回は設定はちぐはぐなんだから、いい方向に変わったものは楽しみたいよ。原作におけるラグナブレードは、威力は強力なものの、「当てるのが難しい」「消耗が激しいので持続時間が短い」という明確な弱点がある。そのため、「どうやって確実に当てるか」という駆け引きが必要になってくる。これが醍醐味なんですよ。実際、原作だと確実に当てられる状況を作戦で組み立ててから発動させている事が多い。旧アニメ版だと消耗と持続時間が短い部分は踏襲しているけど、刀身が大きいため、当てること自体は簡単なイメージ。
 で、10話ではシリーズ初の失敗例が描かれているんですよ。これは個人的に高評価。ズーマの虚霊障界によって魔法が使えない状況に追い込まれたリナ。しかもズーマは、リナに精神的苦痛を与えるためゼルとアメリアを襲います。ラ・ティルトクラスまで吸収する闇。もし余裕があれば、少しずつ強力な呪文を試していくという手法も取れたでしょう。でも、迷っている時間はなかった。リナは手持ちで確実に発動しそうなラグナ・ブレードで賭けに出る。接近戦が得意なズーマに当てなければならないラグナ・ブレードで挑んだことは実際のところ分が悪い賭け。でも、あの状況ではこれが最善の策でしょう。しかしながら、あの場にはオゼルもいた。彼女が身を挺してズーマを庇ったことが大きな誤算。いや、オゼルの存在を失念していたのはリナのミスかも。庇わなくても邪魔をしてきた可能性はあるし、ズーマ殺ったあとオゼルに攻撃される恐れもあったわけで。あの場は切羽詰った状況だったんで、わかっていたとしてもその辺の可能性を考慮していられる状況ではなかったろうけど。ラグナブレードは消耗と持続時間の関係から、一人倒すのが精一杯。その上消耗により後がなくなる。それぐらいシビアなバランスの呪文・・・それを示してくれたところが良かった。結果的に失敗だったとはいえ、オゼルの体をぶち抜いた描写はかっこよかったし。
 12話の話に戻る。リナも前回ミスっていることもあり慎重にならざるを得ない。ただ、フィブリゾ戦とかダークスター戦とは違い、倒すことができるカードは持っているのでどこか余裕がある。そんな状況かな。
 そしてザナッファー以外にも忘れちゃ行けない相手・・・デュクリスに視線を這わせて「終わりはしない」・・・って、リナ、今更デュクリスと絡むの?ポコタの役割じゃあ・・・。今まで全然絡みがなかったし、ここで無理に絡ませないほうがいい気がするなあ。と、一応まったく絡みがないわけではないのか。間接的にだけど。リナはタフォーラシアを封印したレゾを倒しちゃってる。その線から何か会話を交わすのかも。
 さて、次回はいよいよ最終回。サブタイトルは「Misty 振り下ろされる刃」Mistyは「涙雨の」という意味があるそうです。予告見てるとなんかデュクリス死にそうだし、切ない最後になるのか?そして「振り下ろされる刃」はやっぱラグナブレード?リナが剣を振りかぶっているようなシーンがあるし・・・。この辺は作画期待できそうだ。気になるのは復活したオゼルと氷orクリスタルのようなものの前に立つリナ。オゼルはやっぱり「二人目」?そしてあのクリスタルはタフォーラシアの封印と何か関係あるのだろうか?以外にタフォーラシア復活までミラクル解決しちゃいそうな気もしてきた・・・。
 何はともあれ、最後まで見届けるぞ!