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スレイヤーズEVOLUTION-R 第8話ネタバレ感想 その2

 遅くなりましたがスレイヤーズEVOLUTION-R第8話ネタバレ感想、Bパートから。出張早めに終わったのでじっくり取り組めますw

 襲い来るレッサーデーモン!ガウリイは馬を走らせリナたちの元へ駆け寄る。炎の矢を投げてくるレッサーデーモン。その炎の矢を風気結界呪(ウィンディシールド)?で防御するリナ。おお〜、かっこいいです。防御範囲広大です!増幅してるかも。「あたしの傍を離れないで」とラドックに注意。そこへガウリイたちの馬車が到着!馬は倒れちゃいますが・・・無事だったといいけど・・・。既に剣を抜き放っているガウリイが「大丈夫か!リナ!」と真剣に声をかける。ガウリイは今回もかっこいいぞ。と、ラドックはアベルが心配になって、森へ走っていってしまう。予想外の行動に戸惑うリナ。オゼルはすかさず追います。
 デーモンの炎の矢にゼルは「氷の矢(フリーズアロー)!」で相殺。
「ここはオレ達だけでいい!お前たちはラドックを追え!」
 ・・・ゼルガディス先生〜!なんで私がめちゃめちゃツボなセリフをw前にもネタにしたことがあるけど、私の中でバトルものにありがちだけど何か燃える3大シチュエーションというのがありましてwそのベスト1だよ、このセリフはwしかもゼルが言ってくれた0〜。自ら厄介な持ち場を引き受け、主人公を先に行かせる・・・サブの鏡ですよ、ゼルガディス先生!もう一生ついていくわ。ちなみに2位が武器を投げて「受け取れ〜」で、3位が主人公が遅れて登場して戦況が変わるやつ。TVシリーズで制覇されたw
 と言うことで、リナとガウリイ、ポコタがラドックを追って森の中へ。森の中じゃ見通しが利かない、ってことでリナ、翔封界(レイ・ウイング)。ポコタも続けてレイ・ウイング。ガウリイは髪の毛引っ張られて痛そうです。ザナッファー戦では頭に張り付いてただけだったけど、浮力得ていたような。あ、あっちは浮遊(レビテーション)か。レビテーションは対象自身、以外にも出来るっぽいんで。ポコタが動きを操作しつつ、そこにガウリイの跳躍力が加わり、戦闘時飛行ユニットとしてを機能していた、と。でも、高速で飛ぶにはレイ・ウィングの方が便利なので、今回はレイ・ウイングですよ。
 飛び上がったリナたちはすぐにアベルと傍にたたずむオゼルを見つける。アベルは顔を洗ってます。一人で泣いていたんだろうか?
オゼルはタオルを差し出すwさすが便利メイドさん。・・・って、デーモン騒ぎのことは伝えてないんかw恐らくはラドックが「アベルを見つけてくれ」と命令したのかな、と。それ以上はあくまでメイドとしての対応か。そこへ一足遅れてラドックが現れます。「バカ者が!」と平手打ちをしますが、その表情はアベルを真剣に心配していた、という風。アベルへもその思いは届いたようです。
 親子の再会シーンをやっている場合ではなく・・・こちらにもデーモン襲来。ワンパターンな炎の矢にリナはウィンディシールド!今度は呪文名ありです。ガウリイはポコタのチャックを勝手に開けて「ちょっと悪いな」と光の剣を拝借wいいな、このシーンwさすがに投げパターンも3週連続ではね。シリアスな中でもポコタのコミカルな表情はアクセントにもなっていますし。光の剣で攻撃しおえたガウリイの頭にすかさず着地するポコタもかわいいですw今回のポコタ指定席はガウリイの上。ポコタは戦闘シーンだとガウリイとのタッグ多いですね。確かに相性いいよな。ガウリイが近接で突破口開きつつ、ポコタが呪文攻撃、と。空を飛べない弱点も補えますし。
 現れたレッサーデーモンは数が多くて、さすがのリナも面倒そう。ラドックはアベルに一人で逃げろ、と言う。オゼルには「アベルを守ってやってくれ」と頼む。しかし、オゼルはそれを断る。「私はあくまでラドック様にお仕えする身。それは出来ません」と。主の命令でも「他の誰かを守れ」は契約外、ということか。メイドとして世話を焼くのはOK、みたいですが。ここまで見ていると、オゼルのメイドとしての立ち位置と、「契約」とはまた少し違うような感じですね。
 リナは「だったら二人を守って安全な場所へ。ここはあたしたちが・・・っていうか、あんたたちがいたら結構邪魔なの!」と折衷案を出す。事実をズバリ言いつつも気遣う感じがいいね。それをオゼルは承諾する。
 シーン変わってゼルとアメリア。あ、さっきリナたちのそばにあった木は燃えちゃったようです。火柱が派手です。ゼルの青魔烈弾波(ブラムブレイザー)とアメリアの霊王結魔弾(ヴィスファランク)でデーモン戦はフィニッシュ。でも、そこに現れるデュグルドとグドゥザが現れる。「あんたらの足止めをするように言われてるんでねえ」ということで、やはり露払いが目的だったようで。この後のシーンとの絡みにもなりますが、ズーマの作戦の元動いていたっぽい二人。デーモンを呼び出したのもこいつらかな?混戦にしてリナたちと分断できるように、というズーマの作戦だった?ラドック=ズーマの誤算はアベルがついてきてしまったこと、と。
 一方、走って逃げるアベルとラドック、オゼル。ラドックは先行するアベルに「このまま安全なところまで逃げろ」と言い残して姿を消す。オゼルも同時です。オゼルはラドック=ズーマ、だと前回の段階で気づいていますね、多分。ただ、ズーマから直接は正体は明かされてなくて、自分と壷を餌にしてリナたちをおびき寄せるという計画も聞いていない。なのであくまで言われた通りズーマとの契約は終わり、新しくラドックと契約しているという形を取っているのかな、と。
 またリナたちへ場面は移る。ガウリイの光の剣の攻撃でデーモン撃破!ポコタは「どんなもんだい!」って言うけど、何もしてなくないかw・・・いや、尺の都合でカットされたけど、デーモン相手にガウリイと連携で戦ってたんですよ、うん。「これで、あらかた片付いたかしらね」と言いながらガウリイの方へ歩み寄るリナ。「ああ」と右手を上げるガウリイに・・・リナ、何も言わずにハイタッチ。おおおお、これは良いwっていうか萌えるwREVOLUTIONのエンディングにも通じるベストパートナーとしての二人の絆を感じますな。今何回も巻き戻して見ちゃって、そのたびニヤニヤしたw
 と、一瞬和んだのもつかの間、「まだだ・・・」と響き渡るズーマの声。「ずいぶんもったいぶった登場ね」というリナの軽口も取り合わず、一気に間合いを詰めてきます。リナ、火炎球(ファイアー・ボール)で迎撃。着弾したのはズーマの一歩手前。一瞬スピードを落としてタイミングをずらした?水しぶきを掻き分けてズーマが迫る。なんかわかりにくいけどリナに衝撃波みたいのを撃ち・・・川面を転がって交わすリナ。今回、戦場は川の浅瀬。水しぶきが散るので映えます!ズーマはターゲットをガウリイに変更。ポコタ振り落とされた!この辺の動きはスピーディでかっこいいです。起き上がって睨みつけるリナも良い。
 デュグルドVSゼルガディスも続く。闇のつぶてを撃つデュグルド相手に魔皇霊斬(アストラルヴァイン)をかけた剣を持ったゼルが走り・・・一閃!でもかわされます。
 アメリアはグドゥザ相手にヴィスファランクの拳で「あたたたた!」と北斗の拳の如く連打!かなり激しく当たってるんですがw吹っ飛び方もなんか笑えるwトドメに両の手のひらを合わせてそのまま叩き込む!お、この攻撃はかっこいいです。でも、グドゥザの触手がダンゴ状になって後ろからアメリアを攻撃。不意を付かれて倒れるアメリア。そこの触手が絡みつく。「アメリア!」と思わず駆け寄るゼルの背後にデュグルドのつぶてが容赦なく降り注ぐ!これはさすがにきつそうだ。デュグルドのつぶてはどうやら打撃系、というか衝撃?ダメージっぽいです。一発一発は軽そう。ゼル、倒れながらも「何だと!」とこれまた良リアクションwさすが、スレイヤーズ回のリアクション王wグドゥザはアメリアを締め上げ・・・デュグルドと一緒にお食事始めちゃいました。
 ズーマ戦に戻る。ズーマの両手が怪しく光る。斬りかかるガウリイの剣を交わし、闇の衝撃波みたいなものを放つ。ガウリイはそれを光の剣でなぎ払う。ズーマの虚霊障界(グームエオン)!これは目くらましとしての使用?その闇をあっさり切り裂くガウリイだけど、その隙に背後に迫ったズーマがさらに闇の衝撃波を放ってくる。この衝撃波は新しい腕の力みたい。ガウリイはまた剣でなぎ払う。そこへ上空からポコタが炎の矢(フレア・アロー)。ズーマはこれを「腕」で吹き散らす。さすが特別製のようで。着地のタイミングでリナが振動弾(ダム・ブラス)。しかし、これはジャンプでかわされる。流れるような戦闘!良です!
 ここで一度間合いを取るズーマ。リナたちも一度集まる。「もう手の内はわかっている。やれない相手じゃない」、とガウリイ。たしかに、攻撃を当てることは出来てませんが、迎撃の対応はとてもスムーズ。動きが読めてきてますね。リナは「だけど気をつけて。こいつは目的のためなら何をするかわからないわ。」と注意促します。その執念は鬼気迫るものがあります。「今度こそ決着*1をつけようぜ。またトカゲの尻尾切りで逃げられちゃたまんねえ」とポコタ。何気にきつい挑発するな、ポコタw腕をトカゲの尻尾扱いですかwその言葉にはズーマも反応・・・「また逃げるために新たな腕を得たわけではない」。そりゃそうだwそんな使い捨てな腕では困るw「じゃあ、背中でも掻くためだってのか?」とさらに挑発するガウリイ。かっこよく、それでいて少し和む感じがいいよ〜。
 ズーマは続ける・・・「お前たちを倒すため・・・そのために冥王の壷を手に入れ・・・その中に眠る・・・レゾの力を以って魔族をこの身に取り込んだのだ!」。あの・・・ズーマさん、リナたちに負ける前からオゼルと契約=壷を入手してましたよね・・・?うーん、ズーマさん思い込み激しいからなあ。いや、真面目な話、壷の話をオゼルから持ちかけている可能性はありますね。「リナ=インバースと戦うなら力が欲しくないか」と。もちろんそれはレゾの意思。オゼルが契約により自分に従う・・・つまりは手駒が増えるのであれば悪い話ではない。リナには仲間もいますし。言うことで、まずは壷を手にしてオゼルと契約した。その後、リナたちに敗戦し、壷の力を使って魔族をその身に取り込んだ。こんな流れかなー、と。これなら詳細すっ飛ばしてるけど「お前たちを倒すため、冥王の壷を手に入れ・・・」と言えなくもない?壷とオゼル・・・その後ろのレゾの真意については後でちょこっと考察します。
 その辺の脳内補完はさておき、出ましたか、冥王の壷の中のレゾの魂!どうやら自由に動くことは出来ないものの、ある程度の「力」は使えるようです。一瞬フラッシュバックする壷にかかれた紋章。オープニングにも登場していますね。「レゾの力」「魔族」という単語に驚くポコタ。
 絶賛触手プレイ中のグドゥザとアメリア。3週目ながら・・・苦しそうです。ゼルもデュグルドから受けたダメージが大きいようで、立ち上がれません。二人の負の感情を食らってご満悦のグドゥザとデュグルドですが・・・急にズーマの元に呼び寄せられる。どうやら二体はレゾとの契約によりズーマに従って動いていたらしい。なるほど、レゾは生前から魔族と契約して手駒にしてましたね。その伝手だったみたい。抗議するデュグルドをズーマの腕が貫き・・・デュグルドはその腕に吸い込まれるように消えていく。「レゾに願ったのはこの腕の代わりとなる生贄だ。口汚い手下などではない」・・・とズーマ。と、この言い方だと、ズーマの腕はデュグルド・グドゥザの魔力の一部により作られたのかな?二体の本体を取り込むことで完全体になる、みたいな。それとも、魔族の力を取り込むことが出来るように作られた媒体となるような力を持った腕?いずれにせよ、ゼルアメ相手の露払い・足止めが終わったら最初から取り込むつもりだったのでしょう。逃げようとするグドゥザも取り込まれます。
 ・・・って、結局グドゥザ・デュグルドはゼルアメの見せ場を演出するために出てきたんじゃなかったのね・・・まあ、戦闘の過程では二人とも活躍してたけど。8話でズーマ編決着しそうだったので、ズーマの過去やるならゼルアメ戦闘描写は尺足りなそうだなあ、とは思っていたけどさ。今回は戦闘シーン多めですが、焦点としてはズーマの過去と最期がポイントだったと思うので、ゼルアメフィニッシュ取れなかったのは仕方ないかなあ。一応フォローをしますと、スレイヤーズは戦闘だけが見せ場のアニメではないからなあ。ドラマであったり、キャラクターの掛け合いであったり、謎解きであったり、ギャグであったりとか、いろんな要素があって、1話の中が戦闘だけにならないようにバランスは取ってると思うよ。とりあえず・・・残り5話、ゼルがかっこいいラ・ティルトを打てるかどうかに注目w
 魔族2体をその身に取り込み・・・リナ曰く「暗殺者として、いえ、人間としてのプライドまで捨てちゃったみたい」なズーマ。その腕は異形と化していく。ガウリイとポコタはつっこんでいくが・・・まずポコタがデュグルドの闇のつぶてをまともに顔に食らう!うわ・・・痛そう・・・だけど、やはり1発では致命傷にはならないみたいで。ガウリイはグドゥザの触手に捕らえられる。二体の魔族の力を使えるようになったズーマ。そのまま電撃を放ち・・・ガウリイは至近距離でこれを食らって吹っ飛ばされ、光の剣はその手を離れて転がる。リナも余波を食らって吹っ飛ばされ、岩に叩きつけられる。そこに迫るズーマ。ダメージのためか、「しまった、よけられない」とモノローグ。
 ピンチのそのとき・・・「やめろ〜!」と二人の間に割って入ってきたアベル。「もういいだろう・・・父さん・・・」。ズーマの狂気に満ちた目がその言葉によりラドックのものになる。しばし見詰め合う二人だが・・・ラドックの目は再び「ズーマ」のものになり・・・その腕はアベルを貫いた。ほとばしる鮮血。うわ・・・レボでの規制なんてなかったことにされたくらいの流血ですね。このシーンのために徐々に解除していったかのような・・・。原作とは真逆の衝撃展開に驚いた。リナたちも驚きの表情を見せる。ガウリイは「ズーマがラドックだったってのかよ」と解説。この辺をわかりやすくセリフで言うのはガウリイの役割ですね。
 「どこまでも親の言うことを聞かない奴だ」・・・静かにズーマは言う。「なぜ気づいた?」との問いにアベルは笑顔を浮かべながら「だって・・・親子・・・」最後は言葉になりませんが、口パクでわかる。原作通り「だって、親子じゃないか」ですね。ここの演出はうまくて泣ける。ズーマは絶命したアベルには目もくれず、リナに静かに「さあ・・・続きだ」と言う。
 リナも静かに怒りの感情を表に出す。「ラドック・・・いったい、どういうことよ。さっきまでのは芝居だったって言うの?あたしたちや、アベルまで騙してたって言うの?」ここの林原さんの演技がもうすばらしいよ。静かに、でも湧き上がるような怒り。表情も良い。
 アベルを心配して見せたラドックの行動やその表情はとても芝居には見えませんでした。リナにもそう見えたから、疑問形で「どいういことよ?」と問いかけているのでしょう。ズーマは「好きに取るがいい。他人に説明できるものではない」と言う。
 恐らくは、ラドックとしてアベルを思って見せた行動も彼の本心からの行動でしょう。愛する妻の死の悲しみを受け入れ、商人として、父親として生きようとしたラドック=ランザードは彼の一つの姿。その裏側で妻の理不尽な死と己の味わった絶望を忘れられず、その怒りのやり場をなくし、闇に染まっていった暗殺者ズーマもまた彼の本性なんだと思う。5話でリナが語った二つのセリフ・・・
「そう簡単に割り切れるもんじゃないのかもよ。人間の善悪なんてさ。」
「人々を救う正しい心と、魔王を封じた悪の心。そのどちらもが、レゾの本性だったのかもしれないってことよ。」
 これはやっぱりスレイヤーズEVOLUTION-Rのテーマなんだろうなあ、と強く思った。ラドックもまた二つの心を持っていた。二つの心の間で揺れ動いた「ラドック」は最終的には間違った道・・・ズーマとしての道を選んでしまう。アベルというラドックに残された最後の希望を手にかけることで。
 リナは渾身の気合とともに神滅斬(ラグナ・ブレード)を発動させる。ここは流れ的に詠唱なしもありでしょう。ズーマが喋りながら近づいてくるのにも少し時間たってますしね。ズーマはグドゥザの触手で光の剣を拾い、光の剣で闇の刃を受ける。光の剣VSラグナブレード。これは原作通りの流れ。原作では互角、なのですが、アニメは光の剣がレプリカなせいか、はたまた融合している魔族の力の差か、リナが競り勝ち、ズーマの腕を切り落とす。腕を失ったズーマは腕から闇を吹き散らしながら飛び退る。リナも消耗が激しかったらしく、闇の刃を消してひざを突く。宙に舞った光の剣はリナの傍にバチャっと水音を立てながら落ちる。この演出好きです。今回は舞台を浅瀬にしたのがあらゆる場面で効いてきますね。
 リナは肩で息をしながらもズーマに視線を送り…静かに「どうして…どうしてよ?」と問いかける。このシーンが今回一番好きです。リナはラドックの過去話も聞いてますし、なぜズーマが心に闇を抱いてしまったのか、なぜ自分を恨んでいるのかもわかったでしょう。でも、なぜあれほど思っていたアベルを殺してまで、ズーマとしての闇の道を選んでしまったのか…その闇の深さに「どうして?」と問いかけているのかな?と思った。ここも林原さんの演技が光ります。上手くいえないけど、怒りと戸惑いと理不尽さと哀れみと…さまざまな感情が程よいバランスでミックスされているかのような「どうして?」。今更こんなことを言うのもなんだけど…やっぱりうまいですよね、林原さん。また惚れ直したw表情のほうもいいです。
 と、ここで少し脱線してリナ語り。原作ベースの話になりますが、リナって敵キャラに対して「どうして?」「なぜ?」と問いかけるシーンが結構多いんですよね。レゾにも、デュクリスにも、ズーマにも、そしてルークにも、その行動理由を尋ねた。たいてい明確な答えは返ってこないのですが。どういう気持ちで問いかけを行っているのかなあ・・・とふと考えまして。まずは作品の展開の都合、というのはあると思う。読者の視点であるリナは読者が疑問に思うであろうことを問いかけ、そして書き手の主張である相手方の思いを語らせる、と言う流れを演出するため。…それはひとまず置いておいて、あくまで作中でのリナの思いにスポットを当てて考えてみる。まあ、強い理由があって意図的にやってるわけではなくて、自然に口をついて出るんだとは思う。…やっぱりその人の抱く思いを理解したいのかな、と思う。話を聞いて納得するか共感するか、と言う部分はまた別として、どうしてそんな思いを抱くのか?…その部分に興味があるんだと思う。単純に興味本位、という意味ではなくて、なんと言うか自分の理屈でわからないところをそのままにしたくない、というか、そんな感じなのかなあ、なんて。リナの旅は姉ちゃんに「世界を見て来い」と言われたところから始まっています。世界を見る…それは出会ったいろんな人を見る、理解することなのかも。そういえば魔道士の本分というのは「何かの探求」らしいですね。リナが探求しようとしているもの…それは「人の心」なのかもしれない。…本人は特に意識はないとは思うけど。
 本編に戻る。リナの問いにズーマは狂ったように「これがこのズーマの生き方だ!誰にも文句は言わせぬ。」と返す。「私」ではなく、「ズーマの」と言ったのがキーか。「ラドックの生き方」は別にあった、でも「ズーマの生き方」を選んでしまった。その理由…本当のところはわかりません。でも恐らくはそれもまた人の心の弱さの形なのでしょう。
 そんなズーマをあざ笑うかのように、場違いのトーンの声が響き渡る。「いいんじゃないですか?人それぞれなんですから。その生き方も、その死に方もね」…ゼロス。そういいながらお馴染みの本体「黒い錐」でズーマの腹を突き刺す。うわ…黒いな…ゼロスに人の道を語られたくないwこれが真なる闇…魔族の心ですよ。
 ズーマは悶え苦しみながら…過去の妻が死んだときの記憶を思い起こす。その中に1カットだけルビーアイの紋章が!そしてそのまま、跡形もなく消されてしまう。あっけなく…哀れな最期…。入れ替わるようにその場に現れるゼロス。もちろんいつものニコニコ顔。驚き、そして非難の視線を浴びせるリナたち。いつもながら…おいしいタイミングで出てくる奴。
 「すいませんね。お取り込み中のところ。でも、こうしないと、冥王の壷はラドックさんのもとから離れないものでして」。ポコタは「冥王の壷を奪うチャンスを狙ってやがったのか?」と言うけど…単に壷を手に入れたいだけならチャンスはいくらでもあったはず。むしろ、ラドックはもう用済み、ってことでしょうね。壷の成り行きを見守るのがお仕事なゼロス。そろそろ次のステージへ行ってもらいたい、と。
 そこに壷を手にして現れるオゼル。持ってきてたw「そうは行きません。この壷はまだまだ、あなた方魔族の手に渡すわけには行きません。それがレゾ様の意思。それでもこの壷を奪おうというのなら…この場で破壊いたします。」また意味深なセリフを。「まだまだ」とは?最終的にはわたってもいいんだろうか?そして渡すくらいならこの場で壊す、と。破壊もまたレゾの意思なはず。破壊することに制限がないならなぜオゼルの手で壊さない?でも、魔族的にはまだ壊されては困るみたいで、ゼロスは「今はまだお預け」と言い残して去る。
 壷とオゼル関連は少しずつ謎が明かされたり深まったり。どうやら前回、リナたちに「魔族について知らない」と言ったのは嘘だったみたいで。腕のことを知っていて、それに絡んで魔族が出てきていたなら知っていたはずだしなあ。これもまた「レゾの意思」に絡むことで、言えなかったのでしょう。「言えない」じゃ知っている、というのと同じもんだし。そもそも「嘘はつかない」はゼロスのお得意で、オゼルもそのタイプかと思いきやミスリードだったみたいで。壷の所有者と契約をするオゼル。だけど、最優先されるのはレゾの意思、なのかな?そのレゾの意思とは単に「壷が破壊されること」ではなく、「リナたちに」破壊されることなんだろうか?
 そして今回、ズーマの最期の回想で一瞬見えたルビーアイの紋章。ひょっとしたら、レゾは壷に負の感情を集めているのかも?そのため、強い闇に蝕まれたズーマと契約したのかもしれない。ザナッファー騒ぎも世に負の感情を広めるため?とか?魔王復活のためにはエネルギー不足だからお食事中、とか・・・?ゼロスもそこに乗るため、ザナッファー復活に手を貸した。程よく溜まった辺りで壷を手にして魔王を復活させるんだろうか?
 ゼロスが消えた後…リナは壷に視線を送り…次はアベルに目をやる。明らかに事切れています。そしてまた壷に視線を移し…何か色々と思うところがありそうな顔をして…そのままエンディングへ…。このお話の後だと、砂時計が本当に心に染み渡ります。この話を迎えるときをずっと待っていたんですね。本当にぴったりです。
 ふううう、長かったー、やっと書き終わりました。所謂欝展開な回なのですが、色々思うところがあって、すごくよかったです。スレイヤーズEVOLUTION-Rは今のところ私の中ではずっと右肩上がり。どんどん面白くなっていきますよ。
 さて、次回はいよいよ壷を手にした一行。さあ?どうする?といった感じのお話になりそう?って、なんかいきなり壊してるカットがw来週も楽しみです。

*1:「けり」と打つと「決着」と変換する私の辞書はジャンプ辞書登録済w