富士見20周年企画本?

http://www.motsunabenohigan.jp/note/2008note/200811nt.htm
 オーフェン秋田禎信先生公式サイトの日記より。11月19日分のところに、「富士見20周年記念のお祭りというノリで、完結したシリーズの後日談などを単行本にするという企画の相談を受けました。10個くらいのタイトルを連続刊行するというような企画でした。」というお話が。結局この企画は流れたそうです(詳しくはリンク先を参照してください。)・・・、この企画って今年6月売りのファン夕ジア文庫に挟み込まれていたチラシに書いてあった「ファンタジア20周年記念単行本」のことなんだろうか?ドラマガ7月発売号で詳細発表、みたいな感じで告知されていたのに、発売されたドラマガにはその話はまったく載っていなかったし、その後も音沙汰なし。この秋田先生の話を聞いたときにふとあのチラシのことを思い出した。
 そういえば今年は富士見20周年なのに、ドラマガリニューアル、ファン夕ジア文庫のロゴ・装丁の変更以外、大した記念企画みたいなことやっていないんですよね。リニューアルはむしろ隔月刊化でスケールダウンだし・・・。15周年のときはホールイベントあったし、文庫帯の応募券の点数を集めて全員サービスという企画もあった。それに比べると今年は20周年なのにあれ?って感じがする。スレイヤーズファン的にはスレイヤーズ再アニメ化というビック企画があったわけですが、ドラマガ誌上での扱いを見るにスタチャ側から提示された企画っぽいしなあ。となると、この「20周年記念単行本」というものをかなり気合をいれて企画をしていたけど、それがポシャってしまったため、結果的に20周年らしい企画がなくなってしまった、とうことなんだろうか?この記念本が秋田先生の言う「完結シリーズの後日談連続刊行」だったとしたら・・・、確かに20周年にふさわしいビックな企画になったように感じる。と、すべては憶測だけど。しかし、チラシにまで告知されたのに結局お蔵入りって・・・何があったんだろう・・・。富士見らしいと言えば富士見らしいけど。
 さて、これも憶測ですが・・・スレイヤーズ後日談の話は真っ先に打診があって、真っ先に断られているような気がする。アニメ化の絡みもあったし、富士見20年の歴史の中で一番のヒット作はスレイヤーズですから、ラインナップに挙がったであろうということは推測はできる。でも、神坂先生的に続きを書く意思がないことは、新装版あとがきで改めて触れていたように明確で・・・。となると、この企画が実現していたとしても、その中にスレイヤーズはなかったんだろうな、なんて思った。