読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

スレイヤーズEVOLUTION-R 第13話 ネタバレ感想 その5 (止)

 今日で今度こそ最終回感想としては一度締める予定です。なんだか考えが上手く纏まらなくて、だらだらと土曜日まで引っ張ってしまいました…。最後の最後にグダグダしてきている気がしますが、何とか完走したい。以下、ネタバレです。


 今日はエピローグの部分からストーリーを追いつつ。
 戦いが終わって、長い夜が明ける。今作は背景がとてもきれいだったと思います。美術スタッフの皆さんもお疲れ様でした。
 アメリアの腕を治療するゼルガディス。リナは髪の毛銀色になっています。無印の時は白だったけど、今回は原作描写に合わせる感じで灰色から銀色の感じ。ゼルとガウリイの治療はアメリアがやったのかな?リナは外傷はないけど魔力は尽きてるだろうし。アメリアも疲れた様子だし、最後の気力でリザレクション使ったのかも。アメリアは腕へのダメージだけなら一番重症っぽい。あれは痛そうだったもの。
 「ポコタはどうなったんだ?」と問うガウリイにリナは静かに、寂しそうに説明を始める。
 「あの時、ポコタは自分の冥王の壷を割って、本来の自分の体に戻った。」
 「さすがに魔王の魂とぶつかり合ったんじゃ、人間の魂なんて…。全く、これからタフォーラシアを元通りにするって仕事があったはずなのに、どうすんのよ…」
 冷静に事実を告げつつ、後半はいつものように強がった内容だけど、口調はとても寂しそう。素直に悲しみを表に出せない辺りがリナらしい。ふっと見せる寂しげな表情がまたよくて。きっと後悔もあったでしょう。みんなの命を預かったはずだったけど、ポコタは守れなかった。自分がもっと早く決断していれば…。そんなリナの頭の上に乗ったのは…ポコタ!元気な口調で、
 「どうするって?そんなもん、コツコツやっていくしかないだろ?」
 「あんた、生きてんの?なんで?」
 「何でって…」
 ここで回想。重破斬による混沌の力が迫る中…ポコタは静かに「これでさよならか」と呟く。その表情は寂しげだけど満足そうで、どこか大人びたような顔。そこにやさしげなレゾの声が響く「いえ…あなたは、残りなさい…」。そうか、レゾも一緒に戦ってくれていたんだな…。最後の力でポコタをぬいぐるみの体に戻した。ポコタのレゾを信じた思いは実る。自分の目を開かせるために起こした数々の非道。でも、本性は決して悪い人ではなかった。
 回想終わって、遠い目をしたポコタは、にこっと笑って
「ま、なんとなく」
 、と答える。
 壷もなくなっちゃってるし、レゾが魔王の力を手にしていたとしても完全にオーバースペック気味な力なのですが…、それでも、ポコタ生還は素直に嬉しいです。ぬるいかもしれないけど、私、ひょっとしたら体まで戻ってくるのかも、というような予感もしていて、それではさすがにあれだけ盛り上がったのになあ、と思ってしまっていたので、「体は失ったまま」という痛みは背負ったままの復活はよかったのではないかな、と。
 なんとなく、と言う言葉にリナが怒る
 「なんとなくだあ?ふざけんじゃないわよ!あんなにしんみり終了、ってとこだったのに。ポコタ!責任取りなさいよ!」
 ここもリナらしいというか。素直に嬉しい、とは言えないんですよね。そんなリナを微笑みながらで見ているアメリアとゼルもそれがわかっていて。
 「責任ってなんだよ?むちゃくちゃ言うなよ、この凹胸!」
 「キー!」
 と、口げんかに発展しそうなところに…ガウリイがポコタの耳を掴む。
「何すんだよ?」
 と怒るポコタを
 「お前はあっち」
 と優しく言いながら集まりつつあったタフォーラシアの民の方にほおり投げる。ガウリイ、ナイスフォロー。
 この辺りからBGMでJUST BIGUNがかかり始めてます。最初のほうはセリフで聞こえないので、CDで聞くのが楽しみです!
 タフォーラシア王がポコタの元に歩み寄り…
 「おおおおおお…ポセルよ。その目を見ればわかる。我が息子よ。」
 「オヤジ…オヤジ…」
 その胸に飛び込みながら、素に戻って子供のように泣きじゃくるポコタ。ポコタ、良かったね。泣き方が本当に今までの苦労とか、父親と再会できた嬉しさとか、そんなものが一気に沸きあがってきて、あふれ出したような泣き方で。小林さんはもうすっかりポコタと一体になっているように感じました。
 二人を遠目に見ているリナ達。
 リナ「親子って、いいもんね。」
 ゼル「ああ、そうかもしれんな。」
 アメリア「あの…レゾさんのことは?」
 ゼル「いや、いいんだあいつのことは」
 ゼルはなにか吹っ切れたような、清清しい様子。
 レゾと思いがけない形で再会したゼルガディス。かつてレゾに溢れた日々とと思いがけない裏切り。再会によりつのるレゾへの憎悪。「キメラから元に戻る方法などない」と言われて絶望するも、やはり憎みきれなくて。復活したレゾが見せる聖人としての姿に戸惑う。レゾはゼルに何かを残したかったんだと思う。自分が貫くことが出来なかった「弱いものを救う」という道をゼルに継いで欲しいのかも知れないし、目を取り戻すために非道に走った自分と同じ過ちを繰り返して欲しくはないんだと思う。
 レゾは「どうしてももう一度光を見たい」という人として最後の望みを果たし、魔王に呑まれていく。「たのみましたよ」…顛末をリナやゼル達に託して。レゾが最後に見せた満足そうで、切なげな姿にゼルは、「レゾも一人の人間だったんだ」ということに気づいたんじゃないかな、と思う。ゼルは最初はレゾを弱い部分など持たない「聖人」としてしか見ていなくて、改造されて裏切りに気づいた後は、逆に血も涙もない「悪人」としてしか見ていなかった。でも、本当は完全な存在なんかじゃなくて、一人の弱い人間として自分の目だけが何をやっても開かないことにずっと思い悩んでいた。そして。次第に狂っていった。若かりしあの頃、ゼルがそのことに気づけていたら、レゾの人生も、ゼルの人生も変わっていたかもしれない…。そう気づいたことでゼルの中で、レゾへの憎悪というのは今度こそ完全に消化できたんだと思う。
 そしてレゾに与えられたキメラの体。忌まわしいだけの体だったけど、そのおかげで出会うことが出来た仲間達。改造された体は仲間達と共に戦い、守っていく上で大きな力になった。 「レゾに改造された体が、これほどありがたいと思ったことはないな…」魔王との戦いの中、そう言ったゼルはキメラの体についても受け入れ始めている…そんな気がする。
 レゾへの思いを胸にはせるゼルに優しげな視線を送るリナ。ガウリイはリナの背中を叩きつつ…
 「リナも郷里が恋しくなったか?」
 帰りたいのかwもちろん、一緒にwでも、
リナ「まだ郷里に帰るのは早いわね。ガウリイの剣も探さなきゃなんないし」
ゼル「またそれか」
 そう、郷里に帰るのは2部の後だもんwまだ早い。そして…「またそれか」と言うゼルは気づいていたでしょう。「ガウリイの剣を探す」というその目的が二人一緒に旅をするための単なる建前だってことにw全く、素直じゃないなあwリナがポコタに「光の剣を譲って」と交渉しなかった理由…それは「光の剣レプリカ」なんてものをを手に入れたらガウリイと旅をする理由がなくなってしまうから…そういうことだった、ってことでw
 ガウリイもそれがわかっている、と言わんばかりに、清清しい笑顔を浮かべつつ、手にしていた光の剣レプリカを天高く投げ捨てる。このシーン好きです。借り物の力はもういらない。これから始まる新しい旅。その先で新しい、自分だけの力を手に入れる…そんな決意を表しているような。
 そして…画面の前方に向かって走り出すリナたち。
 リナ「よっしゃ!じゃまた、バーっと行くわよ!」
 ガウリイ・ゼル・アメリア「おう!」
 リナ「早くしないと、追いてっちゃうよ〜」
 最後のリナのセリフは見ている私たちに言っているとしか思えなくて、なんか泣けました。ええ、もうどこまでも着いていきますとも!このあとにはエンディング画面で後日談がありますが…セリフの締めにこれを持ってきてくれるとは…。感無量です。
 ここからエンディング後日談。
 復興に向けて始動するタフォーラシア。新しい街を作っています。ぬこ様2匹が暢気にあくび。平和よのう。この辺、テロップでキャスト出てますが…最終回までゲスト声優が豪華すぎるw緒方賢一さんどこに出てたんだw
 ポコタは新しい耳を前回お花をくれた少女に縫い付けてもらってます。
 タフォーラシアを旅立ったリナ達は途中で救援物資を運んできたフィルさんたちと行き会う。シルフィールもいます。ワイザーのおっちゃんも。おっちゃんは逮捕状を取り出して…どっぴくリナ。また利用する気かwリナの髪はもう元の色に戻ってます。アメリアの腕は相当重症なようで、まだ吊ってる。おや…ゼルがいません。
 シーン変わって小船で海を行くゼルガディス。ゼルも新しい旅を始めたようです。その表情には迷いがない様子。新しい旅はやはり元の体に戻る方法を探す旅でしょう。きっと、別れ際にこんなやり取りがあったのでは?と妄想。

ゼル「俺は一足先に行かせて貰う。元に戻る方法を探しにな。」
リナ「でも、レゾは方法はない、って…」
ゼル「いや、あいつが『ない』と言っていただけだ。レゾも所詮一人の人間に過ぎなかった。そんなあいつの言うことも絶対じゃない。希望は僅かかも知れんが…俺は賭けてみたいんだ。たとえ1%の確率だととしても。」
リナ「(ふっ、と笑って)そうね。」
 そして「ゼルガディス朧月草子」に続く、と。

 セイルーンに戻ったアメリア。スクロールのようなものを読んでいます。顔がアップになって、視線を遠くに這わせる。ゼルからの手紙か?
 そして、リナとガウリイは一緒に旅を続ける。じゃれあうように走る二人。リナが一瞬画面に向かってウインクする。私たちに視線送ってくれてますよ。この部分の歌詞が「ずっとずっと続いてく〜」。泣ける。
 その様子を上空から見ているゼロス。
 リナとガウリイは走り続ける。ガウリイ、こける。リナは一瞬ガウリイに視線を送るけど、また走り出す。ガウリイは「待てよ」とばかりに後を追いかけて…画面が少しずつ引いていく。二人の前にはどこまでもどこまでも続く道が。そう、旅はまだ続くんだ!
 このラストシーン、最高です!思えばTRYは最後にはっきりと「終わり」と表示されてしまって、ものすごくがっかりした記憶が。次にロストユニバースの企画が動いていたこともあり、一応3年続けててきたシリーズは終わりという意味合いで出したのかな、と思うんですが、やはり文字で表示されてしまったショックは大きく。
 でも今回は、変わらず旅を続けるリナとガウリイの先に道がどこまでも続いているという形で、とても未来を感じるんです。例えこの先にアニメ新シリーズが作られることはなくても、二人の旅はどこまでも続くんだ、そう感じさせてくれるラストでした。
 エンディング「JUST BIGUN」も素晴らしくマッチしています。「ずっとずっと続いていく」ですよ!もう涙せずにはいられない!
 歌詞、わかる範囲で書き取ってみる。

 いつか大人になったその日に 今日をどう思うのだろう?
 楽しいことも 辛かったことも きっと輝いているだろう
 今日に負けない自分でいよう 旅はまだ途中だから
 楽しいことも ちょっと辛いことも これからも続くのだろう
 そう ずっとずっと続いていく

 前半部分はセリフと被っちゃってるので断片的にしか聞き取れないです。あああ、早くCDで聞きたい!

 という事で、とりあえずストーリーを追った感想、最後まで書き終わりました。…やっぱり終わった実感が湧かないような、それでも少しずつ感じ始めているような。
 この最終回、ツッコミどころもあるし、完璧な形かと言うと、首を縦には振れない思いもあったりします。けど、それでも素晴らしい最終回だった、本当にそう思います。スタッフ&キャストの皆さん、感動をありがとうございました!

 さて、REVOLUTION13話+EVOLUTION-R13話、感想リレーもひとまず一区切り。最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。この後も、補足的な考察を書いたり、総括的な感想を書いたりしようと思っています。よかったらそちらもお付き合い頂ければ幸いです。