ドラゴンマガジン7月号 スレイヤーズ新作第2回ネタバレ感想2 もうちょい深く掘ってみた。

スレイヤーズ第2回ネタバレ感想2回目になります。

思うところがありもう少し掘ってみます!

 

ゴリゴリゴリゴリ掘り下げ楽しい!スレイヤーズの沼は深いぞ!

文庫派さんにもお勧めしたい!(以下ネタバレよけ)

*********************************

*********************************

*********************************

*********************************

 

 

今回再登場したアメリア。セイルーンの特使としてすっかりお姫様してました。
なんか、印象変わった気がしませんか…?大人になった…というのもあるかもだけど…彼女、まだ、代名詞である「正義!」って言ってないんですよ!
しかも、冥王滅びた話を広めるため、魔道士協会に検証依頼して…とかきちんと手順踏んでる。
以前の彼女ならば、勢いで「正義は勝利した!」とか広めてそうじゃないですか…?
一体何が!?
そのヒントはスレイヤーズあんそろじーに掲載された「スレイヤーズいんたーみっしょん リナ=インバースの記録」にあった!!
と妄想込みで語ってみる。
 
このお話は第一部の旅の途中の一幕。もしものときのために、魔族との戦いを記録に残しておこう、とするアメリア。
その内容はリナ一人称で脚色入りまくり!正義!正義!を連発するもの!まてい!!とリナがツッコミ入れまくる、ってお話でした。
ほら…!やっぱアメリア勢いの人やん!!
この記録、今回アメリアが持参した資料の中に入ってないだろうな…w
作中でガウリイにダメ出しされて凹んでたけど…書き直してるかな…。
この記録がまかりまちがって残ってしまっていて、リナ=聖女伝説が生まれちゃった説を推したいw
 
と、それはともかく…このお話の中で気になるシーンがあるのです。
アメリアが「本当の自分って何なんだろう…」と語るところ。
ヒロイックサーガに憧れるわたし…王女としてのわたし…父さんにとって、お祖父様にとっての…どれが本当の自分なんだろうとかつて悩んだ、と。
 
なるほど…リナたちの前では正義オタクでやんちゃにみえるアメリアだけど、王女としての「自分」もちゃんとわきまえてる。
今回のアメリアは国の特使として行動している。そしてリナたちとつもる話をしたときも周りには兵士やらメイドやらがいた。「王女として」意識をしていたのかもしれません。
4巻のアメリアはもう少しはっちゃけてた気もするけども、城の中ならば多少は地を出してもよかったのかも。
正義の血が溢れたのはアルフレッド追い詰めるあたりからだもんな。
あの辺から「ヒロイックサーガが好きな自分」が吹き出してきた感じ?
 
王女としての立場から、必要に迫られる形で、色々な自分を生み出してしまったアメリア。
そんな悩めるアメリアに「全部本当のあなただ」と助言したのが…グレイシア姉様だった!
姉様ーー!素敵ー!!
ナーガだけどwww
これはもう、ナーガ王宮ではマトモ説に信ぴょう性出まくりですよ!
ナーガもまた、王族としての自分と、悪の魔道士ルックが好きな自分とを使い分けてるんじゃなかろうか!
振れ幅大きすぎだけど!
 
で…今回の冥王が滅んだ検証、ナーガが助言してたら面白そうだな、と思ったw
セイルーンに帰ったアメリア。
そこには久しぶりに帰郷した姉の姿が!
興奮して正義の使徒の活躍により悪が滅びた話をする。
グレイシアは…ひとしきり聞いたあと、アメリアに助言する。
「今の話を国の代表として、多くの人に信じてもらうには、今のおとぎ話のような話し方じゃダメ。
そもそも高位魔族の存在なんて世の中ではあくまで伝説扱い。
そこから根拠を示して説明していかないと…そのためには検証をしっかりとして…
そうね…冥王の力を借りた術って今は使えるのかしら?力の源が滅びたなら術も使えなくなっているはず。術が使えなくなった時期と、『滅びた』と言われる時期が一致すれば、今の話の信憑性が出てくるんじゃないかしら。」
 
という、あたりをこんこんとアメリアに説いた、みたいな!
「さすがグレイシア姉様です!」と検証策を練り始める。
 
ナーガはリナの話を聞いて、影で「さすがわたしのライバルね」とか思ってたり…。
 
半分妄想ですけれども、グレアメええな!ってお話でした。
加えてセイルーン姉妹の「本当の姿」を知るリナ…アメリナ、ナーリナも尊い…とリナ総受けの血が目覚めたところで終わります。