記憶を消してもう一度・・・

 今日の天声人語に面白い話が書いてあった。うろ覚えで纏めると・・・とある富豪に「どんなに大金を払ってもいいから叶えたい夢は?」と尋ねてみたところ、「もう一度『ハックルベリフィンの冒険』を読む前の記憶に戻りたい」と答えた、みたいな。一読目の興奮というのはもう二度と味わえない貴重な体験・・・そんな逸話。
 すげーわかるわw私もスレイヤーズ読む前に戻ってもう一度最初から読みたいw何度も書いているけど、私は第一部完結巻である8巻を7巻より前に読んでしまったというアホですw前後編だっつーのに!!今なら絶対そんなことはしないけど、当時スレイヤーズは大人気で、田舎の本屋に揃いで売っていることはほぼなく(そもそも本屋に行くこと自体が一苦労)、見つけ次第、順番関係なく回収、という作業を繰り返していました。もちろん大人買いとかも出来ないから、せいぜい一度に買うのは2,3冊ずつです。そんな状況では、「待て」が出来なかったようで。我ながらあんなシーンからいきなり8巻を読んでどうやってストーリーを把握したのか、理解に苦しみますwそもそも、そんなにストーリーとかちゃんと把握してなかったのかもしれないwそんな勢いだけで読めてしまうのが、はまりたての高揚感と若き日の吸収力だったのかも。そう思うと、この逆転の読み方も、私とスレイヤーズの出会い方の一つで、それはそれでありだったのかな・・・と、なんか最初に書こうとしたことと違う方向に話が進んでるw 
 そうだ、もう一度まっさらになって最初から読んでみたい、って話だった。ものすごいワクワクしそうだなあwでも、2部はリセットしてしまうより、今の状態で読み返したほうが浸れる気がするのよね。2部は「初見<<読み直し」なので。
 どちらにせよ、通しで読み終わったらまたもとの記憶に戻りたい。十数年かけて培った知識がなくなってしまうのは嫌なのでw全く知らないストーリーを手探りで読んでいくのも面白いけど、ある程度魔法とか世界に関する知識がある方が楽しめる部分もあるよね。デスノートの所有権を放棄した時みたいに一度きれいに記憶が消えるんだけど、読み終わったらちゃんと記憶が戻ってくるように仕込んでおいて「計画通り!」となりたいw