角川つばさ文庫「スレイヤーズ2 リナと怪しい魔道士たち」ネタバレ感想
つばさ文庫2巻のネタバレ感想にようやく着手。今作は原作2巻「アトラスの魔道士」の児童書アレンジです。以下、ネタバレ。
- 作者: 南房秀久,日向悠二,神坂一
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/04/15
- メディア: 単行本
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以下は、ファンとしての妄想色が強いお話。
今作を読んで強く思ったこと･･･このつばさ文庫版リナを原作リナと共演させたい！つばさリナは一言で言ってしまうと「幼い」。実際原作のリナが15〜18歳なのに対して12歳という設定。確かにリナだと言われればリナなんだけど、精神面はかなり幼く、それゆえ純粋。でも、持たされている魔法の力は原作リナと同等なんですよね。重破斬まで使えてしまうし。この「リナ」に世界を滅ぼせる力を委ねてしまうことには一抹の不安がある。L様の力を扱うには原作リナ並の精神力が必要なんじゃないかな･･･なんて。まあ、つばさ版に重破斬が世界を滅ぼしかねない力がある設定が存在するのかどうかはわかりませんが。
それはさておき、原作リナに自分と同じ力を持ちながら、まだ幼い「リナ」を導かせたら面白いんじゃないかな、と思った。いまからでも遅くない、つばさリナは原作リナの娘設定にしようｗもしくはライトマジックよろしく弟子入りｗまず、二人は相性はばっちりだろうなあ。似たもの同士･･･っていうか本人同士なんだしｗつばさリナは原作リナにめちゃめちゃ憧れそう。言うことなんでも聞いちゃうくらいの勢い。原作リナは時には優しく、時には厳しく指導。一緒に盗賊いじめに連れて行ってノウハウ教えたり。そんな中でつばさリナの純粋さから得るものもあると思う。とりあえず、ガウリイの苦労は2倍になりますｗ表紙ではガウリイがリナを肩車してる微笑ましいイラストなんだけど、その横に原作リナが立っている絵が見たいｗどう見ても仲良し親子3人の図、だよ。
そのガウリイ。つばさ版ではボケかましつつも、要所要所で頼もしさを発揮。魔道士協会覚えられんのかｗ記憶力、魔法の知識のなさをリナにフォローされるのは原作通りなんだけど、リナが12歳になっちゃってると、ガウリイ17歳の存在は大きいわ。やっぱ12歳の子供にボディガードの仕事の依頼が来る、というのはどうにも引っかかる。ガウリイくん、存在そのものが保護者ですよ。
リナの暴走ストッパー役はシルフィールの担当に。だけど、つばさ版シルフィール、実は腹黒い一面もあったりｗ特にナーガには冷たいぞ。この人間関係も面白い。
ナーガは原作よろしく気が付くといなくなって、時には敵になっていることも、というポジションみたいで。相変わらずリナとは喧嘩友だちなのね。「ナーガさんのことが大好きなんですね」なんてシルフィールに言われてしまうリナｗツンデレよろしく「腐れ縁」と叫ぶリナだけど、これもつばさ版ならではだよなあ。原作なら冷たく「知り合いなだけで友だちじゃないし」の一言で終了だｗ
さて、この2巻の終盤でリナはハルシフォムを倒すため重破斬を使おうとする。仲間を助けたいという思いから捨て身の覚悟で。それは原作のリナが8巻で到達する境地だったりします。早くもそこにたどり着いちゃいましたね。つばさ版は原作に比べると序盤から仲間との絆が強めに描かれていましたもんね。この先の旅路はどうなるのかな？ナーガとは仲良く喧嘩しつつ、シルフィールには釘刺されて、ガウリイはボケながらも頼れる存在で･･･和気藹々旅を続けていくんだろうな。3巻以降は現在のところ情報出てないけど、これで終わり、もありのような気はしてきた。やるならサイラーグは1巻時点で滅んでいるようなので、次は4巻、セイルーン編かな？ナーガがいるのがネックだけど。でも、ナーガはパーティを出たり入ったりするポジションなので、お休みもありかな。アメリア姫出番です！児童書アレンジしやすいキャラだろうな。やっぱこの面子の中に入るとリナより年下のお騒がせ娘、っていうアニメ初期みたいな立ち位置になりそう。で、同行はしないで城に残る、かな。
あ、そっか、セイグラムが因縁めいて退場したんだっけ。じゃあ6巻もやるのかな？となるとズーマもかな？3巻にズーマも出せば繋がるね。
セイグラムと言えば･･･「顔なしのセイグラム」には吹きましたｗあんた･･･自信たっぷり名乗ってるけど、それ全然かっこよくないから･･･。そういやちょっと似てますね･･･千と千尋のカオナシにｗ
最後にイラストの話。今回もかわいらしいタッチのイラストにすっかり和みました。トゲ狼さんが何気にお気に入りｗ
