スレイヤーズEVOLUTION-R第4話 ネタバレ感想 その1

 スレイヤーズEVOLUTION-R、4話目です。なんと言うか、カオスな話でした。笑えた部分もお楽しみな部分もあったけど、もう一歩かな、という印象。というわけで、ネタバレ感想行きます。


 サブタイトルは「QUALITY TIME?愛ある生活?」子供を連れたクッピーがガウリイに「あなたの子です。責任とって」という話。当然ギャグ回で、ガウリナ話になるかと思ったら昼ドラパロディに突入w昼ドラお約束展開は、昼ドラ好きな友人の影響でよく耳にしていたので笑えました。かなりカオスだったけど。ガウリイを取られて機嫌悪かったり、寂しそうだったり、意外に強く出られなかったり、照れたりするリナはかわいかったです。ただ、唯一消化不良感があったのがガウリイからリナへの想いがあまり描かれなかったことですね。以下、あくまでギャグ回、ということを割り切った上で話をします。ガウリイは優しい人なので、あんな風に子供から「パパ〜」って慕われたら、なんとなく付き合っちゃうのはありかな、と思うんですよ。ただ、リナへ何かしらフォローするシーンが欲しかったかな、と。それがあればもっと引き締まったと思うのね。この描き方だと、二人の絆の深さがぼやけちゃう。リナがガウリイを想ってるのは伝わってきたけど、ガウリイがリナと一緒にいるのは単に面倒見がいいから、ってだけに見えてしまう。私がある程度流せてるのはリナ寄りのガウリナ好きだからで、ガウリイのファン的にはつらい回だと思うな。3話までファン向けに照準を合わせて作ってきたのが伝わってきたEVOLUTION-Rだけど、ここで少しぶれた感が。4話は鬼門なのか?私的には結構楽しめたけど、今回は評価が分かれる回になりそう。
 と、いう事で、以下、シーンを追いつつ。
 前回までのあらすじ。「ナーマのお告げ」ってw単なる記憶の断片…というか寝言だから!「そろそろ壷を見つけないと、話が進まないんじゃない?」ごもっともです。
 冒頭、クッピー再登場。加藤さんの演技、上手くなってますね。役を掴んだか?
 シーン変わって飯屋。壷が見つからないので、ナーマを「しっかりして」と責めるリナ。リナ以外はナーマの肩を持って「あたし一人が悪者みたいじゃない」というリナだけど…視聴者的にはリナの肩を持つぞwほんとナーマさん、しっかりしてくださいよ。話進まないですよ〜。っていうか…そろそろナーマ…というかナーガを信用してしまって行動している綱渡りに気づこうかw
 そこへ現れるミスマーメード。今回、初めて作中で「クッピー」と名乗る。前回は名前出たのはエンディングクレジットだけでしたね。ガウリイは当然忘れてますwでも、クッピーの子供たちが登場してガウリイに「パパー」と言い出す。あ、田中真弓さんだwさすが声優さん豪華。一同「え〜!」と驚いてフレームアウト。
 いきなりガウリイとクッピー一家の生活が始まる。子供は男の子がウッピーで、女の子がヤッピー。漁から帰ってくるガウリイ。「大漁だぞ〜」って共食いですかw次はウッピーと一緒に森へ木の実を取りに行く。
ガウリイ「♪あの時〜」
ウッピー「♪あの時〜」
ガウリイ「森さんと〜」
ウッピー「と〜」
 何の歌だよw一応原曲は森のくまさん?歌詞めちゃくちゃだし音程外れまくってるしw一方、女の子のヤッピーは思春期らしく、なかなかガウリイには心を開いてくれない。寂しそうなガウリイ。ガウリイはいいパパになりそうだなあ。今回、それは伝わってきた。女のほうに義理立てして、ではなくあくまで子供たちが気になって一家の生活をやめられなくなってしまった形にしたのは良かったと思う。
 あの衝撃の告白から一週間…あまりの展開に呆れモードなアメリア達。リナはやけ食い。ポコタは「連れ戻さなくていいのか?」と言うけど…「いいんじゃない?帰ってこないってことは居心地がいいんじゃない?無理して連れ帰ることないわよ」とリナ。あー、意地張りモードに入っちゃったよ。怒りのやり場はナーマにwマジ怖いです。今逆らってはいけません。「そっちのもよこしなさいよ、ガウリイ!」とNEXT23話を思わせるセリフ。咳払いなどしつつ、「クッピーの目的がなんなのかわからないし仕方ないわね」と、ガウリイを迎えに行くことに。今回のリナはじわじわ来ますwまずは怒りから。ほんともどかしい。でも、それがいいわけですがwあれこれ理屈より、心が感じてる答えだけを信じて進もうよw
 クッピーの家。剣を打つガウリイ。持ち上げた刀身にリナの姿が映る。やっぱりリナが気になるようです。ため息をつくガウリイの背中に、リナの声が。「リナ〜。みんな〜」…泣くなw
 「ゆっくりしてってくれよ」とお茶を出し始めるガウリイ。主婦かwここでもいいパパっぷりを発揮。「パパの大切なお友達なんだよ」。ふーん、お友達ねえ…。戻るように促すポコタとアメリアだけど、ガウリイは「あの子達はパパって慕ってくれてるんだ」と応じない。ほら!リナ!「戻ってきて」、って言えるわけないか。
 結局、ガウリイは「オレは旅をやめて父親としてまっとうに暮らす」と宣言。「みんな、ごめん!」…みんなじゃなくてリナに謝れ!この辺はどうにも違和感があるなあ。子供たちに情が移ってきてしまったのはわかるけどさ。この後のリナは良、なので、その流れに持っていくためなんだろうけどなあ。
 仕方なく家を後にするリナたち。リナの寂しげな表情が良。凹みモード入りました。「本当にいいのか、リナ」と問うポコタに「そんなの、あたしに聞かれたって…ガウリイがそうしたいって言うなら…」。うーん、らしいなあ。ガウリイがどうしたいか、ではなく、リナがどうしたいか、が大事なんですよね。もし誰か他の人が同じ状態になっていたら、リナは間違いなくそう助言したでしょうね。でも、自分のことだとそのことに気づかない…これがリナ=インバースクオリティ。心配そうなポコタの表情も良いです。
 そこに現れるクッピー。「旅の間はうちの人がお世話になりました」ケンカ売ってキター。最初は戸惑うリナだけど、お惚気攻撃にだんだん怒りをあらわにするリナ。それを見ていたアメリアが「恋人を巡る女同士の戦いみたいですね。メロドラマみたいでドキドキ!」と盛り上がる。「ヒーローもいいですけど、メロドラマも大好きなんです!」とのこと。あー、アメリアって無印の頃からリナとガウリイの関係勝手に勘ぐったりしてましたね。王宮には噂好きな侍女とかがいて、こっそりハーレークインロマンスみたいのを差し入れている…のかも知れない。
 「海賊船につかまって人生終わりかと思ったけど、おかげでうちの人に会えたし…ありがとう、リナさん」、とさらにケンカを売ってくるクッピー。リナは静かに「目的は何?」と問う。クッピーは「あら、愛に目的なんてあるわけないじゃないですか。」うわwこれは一本とられたーwリナはその結論をなかなか素直に出せない人なんですよ。心の奥ではわかっていてもね。何につけても「理由」をつけたがる人ですから。クッピーのTKO勝ちです。加藤さん、すごい役で出ちゃったなあ〜。クッピーは高笑いと共に去ります。つられて笑い出すナーマにリナの八つ当たりが炸裂。「なんだかわからないけどムカつく〜!あんな魚の思い通りにさせてたまるもんですか〜」。ふうう…リナ、怒りのポイントが違うぞwポコタの「素直じゃないなあ」というツッコミがごもっとも。
 そこにアメリアが助言「何かの小説で読みました。男は追いかけられると逃げたくなり、逃げると追いかけたくなるものだって。駆け引きが大切なんです。」あ、やっぱりソースは小説wリナは「駆け引き…?何それ?」。うおうwアメリア、無理な相談だwリナに恋愛の駆け引きとか無理ですw縁切り業界に轟く「赤い糸切りのリナ」の二つ名をなめたらあかんw彼女の取り持とうとしたカップルはなぜかものすごい早さで別れるという。…でも、リナ、今回力押しに出ませんね。そこがなんともかわいくもあるのですが。
 と、そこに現れる謎の魚人…というところでAパート終了。感想、思ったより時間がかかっている…。
 アイキャッチ:剣を肩にかけたガウリイ。今回受難の回に付き、かっこよく決めていても決まりませんぜ。
 ここからBパート。
 ヤッピーははゼルに一目惚れをしたらしい。妄想の中で運命の人認定されたwゼルにも受難の時が迫る。
 舞台は三度最初の飯屋へ。謎の魚人、トッピーはクッピーの元恋人。なんか美談っぽく語ってるけど…結局ギャンブル酒漬けで愛想をつかされたらしい。二人の子供は「俺と別れた後に生まれた子」らしい。ミスマーメード…意外に遊び人だ…いや、苦労したのか?アメリアは「メロドラマの定番」と盛り上がる。「海賊に捕まって人質になってから世の中すべてを恨むようになってしまって…」って、ことで、どうやらリナに売り飛ばされた恨みを晴らすためにガウリイに手を出してきた案が浮上。それなら…無理ないかも…。
 トッピーは「クッピーとやり直したいから力を貸してくれ!」とリナに顔を近づけつつ迫る。リナは顔を青くしつつ「わかったから顔近づけないで、生臭い」と押し戻す。あ、そっか、リナ、魚トラウマになってる。ヌンサでw無印からの細かい小ネタ嬉しい。「生臭い」は、無印の時はアドリブだったそうな。今回は脚本にも書かれたかな?
 「修羅場ですよリナさん!みんなでクッピーさんのところに乗り込みましょう!」とメロドラマ展開に勝手に盛り上がるアメリア。そんなやり取りにゼルは「下らん。俺は色恋沙汰には興味ない。冥王の壷を探す。」と離脱宣言。さすがクールな男!飯屋を出たゼルの前にヤッピーが!「運命の人…」と、こっちも勝手に盛り上がります。
 さあ、修羅場です。リナとトッピーはクッピー家に乗り込みました。

 …ここでエラーによりまさかの1時間半分のログ消失。せっかく最後まで書いたのに…orz。続きは明日以降に書きます。