スレイヤーズREVOLUTION 第10話ネタバレ感想 その2

 第10話「Judgment 蘇る白銀(しろがね)」ネタバレ感想の続き。


 今日はポコタVSデュクリスと今後の展開についてを中心に。

 二人で延々スターウォーズを続けるポコタとデュクリス。ポコタは「タフォーラシアはサイラーグの遺産を封印してきた なぜその禁を破る?」とデュクリスに問いかける。ん?封印を破ったのはデュクリスなんだろうか?魔道戦車と光の剣を作ったのは2話のセリフに寄ればポコタ自身のはず・・・。外に持ち出すことが「禁を破る」ことになるのか、2話で「オレが作った」と言ったのは「タフォーラシアに封印されていた技術が持ち出された」と言う裏事情をバラしてしまうわけにはいかなかったので方便として「自分が作った」ことにしていたんだろうか?5話ではデュクリスが「光の剣・・・やはりお前が持ち出していたか」と言っていました。以下は想像ですが、タフォーラシアに眠っていたサイラーグの遺産は魔道戦車試作機と、ザナファアーマー(不完全)の製法、光の剣レプリカ、そして完全なザナッファーの製法が書かれていたクレアバイブルの写本。写本は他のものより厳重に封印されていたのではないかと思われる。5話でゼロスがそれを破って回収した。そう考えたほうがしっくり来る。封印を破ることを禁と考えているポコタが、光の剣はともかく魔道戦車を作る意味がよくわからないし・・・。デュラム病の治し方を探すために遺産をあさっているうちに偶然作っちゃった、っていうのはさすがにうっかりさん過ぎる気がする。治療法の手がかりがないか?と、中身は確認したんじゃないかと思いますが。病気を治す方法を探すためにはタフォーラシアを空けなければならない。その際に遺産が第三者に盗まれないとも限らないので、ザナッファー対抗手段である光の剣だけは手元に置いた・・・そんな流れかな?あるいは、国を救う手立てが見つからず焦るデュクリスの様子がおかしいことに気付いていたのかもしれない。「禁を破る」というのは「サイラーグの遺産を軍事利用すること」という認識でいいかな。
 そんなこんなで語られるポコタの過去その2。疫病により王が倒れ、さらに多くの人が死んでいく・・・。墓標デザインはTRYから踏襲。ちゃんと旧作にあわせてくれたことは嬉しい。そこに現れる赤法師レゾ。レゾの術により魔法の眠りにつく人々・・・って王様まだ生きてたんかwてっきり真っ先にお亡くなりになったのかと・・・。そしてレゾが喋ったwこのシーンだけ見ると普通にいい人だな。ポコタとデュクリスも病気に感染していたため、眠りの魔法につくことに。でも「国を守り、病の治療法を見つけるものが必要でしょう」という配慮から、二人は仮の姿を与えられる。謎の「壺」の力によって。恐らくは魂を吸い出して別の存在に移す、とかそんな感じの術か?・・・ポコタの外見はレゾの趣味かw「急だったので適当なボディがなかったんですよ。新発明の四次元チャックも付けといたから許してくださいね」って感じ?仮ボディは「生命の水」に浸してあればもっとそれっぽかったのになあ・・・。あれは生体から作られたのか、ぬいぐるみというか無生物由来なのか・・・。ポコタご飯食べてるから生体か?それはともかく、このときに使われた「壺」って言うのが「赤法師レゾの魂の眠る壺」でしょうね。レゾも自分の魂の一部を壺の中に入れていた、とか?この辺りはこれから作中で明かされるの待ちで。
 スターウォーズに戻る。デュクリスはサイラーグの遺産を使い、隣国に復讐することは「タフォーラシアを守り、あの日々を取り戻すためには必要」と言いますが・・・そうかなあ・・・?疫病を治す方法は見つかったし、あとはレゾのかけた眠りの魔法を解く方法を見つけるだけっしょ。見捨てた隣国が許せない、復讐したい、っていうならしてもいいけどさ。「タフォーラシアを守るため」っていう理屈には繋がらない気がする。どうもこの辺の動機付けが不十分で、デュクリスの行動が意味不明なものになってしまっているように感じる。この辺はあとで考察しますが、とりあえず話を進めます。
 そんな二人の前にワイザーのおっちゃんが現れます。「あちこちさまよううちにこんなところに出てしまったよ」と、相変わらずの銭形っぷりw飄々とした態度がいい味出してる。やはりワイザーのおっちゃんは「切れ物だけど普段はとぼけている」という感じのほうが好きになれそうだ。おっちゃんはこれまたとぼけた様子で「タフォーラシアへの救援物資横流し」事件の話を説明します。やっぱ全部わかってやってるんだろうなあ。ポコタ・デュクリスがタフォーラシアの民であることも気付いてる?それとも食いつきよかったので説明しただけ?というわけで、真相を確かめるためジョコンダの元に向かい・・・ポコタはナイスアシストをしてくれるわけです。
 ジョコンダを問い詰めるデュクリス。あっさり認めて開き直るジョコンダ。証拠はないんだし、「知らない」で通してもよかったと思うけど・・・。悪役としても役者としても3流でしたな。デュクリス「こんな奴に騙されていたとはな」。全くです。デュクリスは「死より深い闇を味わうがいい」と、ジョコンダを攻撃。すると、ジョコンダが服の下に着ていた鎧が輝きだす。ジョコンダは完全なるザナファアーマーを着ていたらしい。何で殴ったら起動したのかはわからないけど、そういう風に作ってあったんだろう。「騙されていた」というデュクリスだけど、「完全なザナファアーマー」がどんなものか分かった上でジョコンダに着せていたことを考えると彼自身もジョコンダをザナッファーの実験体として利用しようとしていたと思われる。しかし、わざわざザナッファーの力を解放させるとは・・・なんつー余計なことを・・・せっかく丸く収まりそうだったのに・・・。そして復活する白銀の魔獣ザナッファー・・・という所で続く。
 さて、デュクリスが「タフォーラシアを守るために力が必要」と考えていたこと、もう事態は丸く収まりそうだったのにザナッファーを復活させてしまったことは、なんだか腑に落ちないわけですが、ひょっとしたら・・・デュクリスは、まだ「明かされていない真実」を知っているとか?タフォーラシアを復活させるには、ザナッファーの力が必要、という事情があるとしたら・・・?オゼルから「壺」の話を聞いているのかも知れない。壺の中のレゾの魂の中に魔王も一緒に封印されていて、それを解き放てば魔王が復活してしまうことを知った。で、対抗策としてザナッファーを使うつもりだった、とか?・・・苦しいか?少なくともこのままじゃデュクリスが余りにも何考えているのか意味不明すぎる。予告でザナッファーとなにやら話をしているようなシーンがあったので、彼の真意が聞けるかもしれない。・・・単に「もう後戻りできない」とかそんなノリで復活させちゃったのかも知れないが。
 最終局面に向けて、ザナッファーと戦うという路線が確定しました。ラスボスになるのかはまだわからないけど。ザナッファーは無印で一度倒しちゃってるので正直インパクトの面では劣りますね。ただ、同じ手は使えないだろうし、ザナッファーレベルなら「みんなで連携して倒す」的な戦闘が見られるのではないかとその点に期待してみる。TRYのダークスター戦なんて、ガウリイ・ゼル・アメリアの3人はダークスターの武器で弾撃ってるだけで、あまり見せ場のないまま終わってしまった感があるので・・・。とりあえず来週も楽しみです。