劇団四季「ウィキッド」見てきました。

 生ミュージカル2回目です。実はウィキッドは去年の夏に行く予定でチケットも取っていたのに、体調崩して泣く泣く断念したのです。今回、無事見れて良かったです。
 席は2階S席5列目センターブロック。2階席で5列目ってちゃんと見えるのかな?と思ったけど、劇場は思ったより小さくて、よく見えました。ウィキッドは舞台の上方に機械のドラゴンのオブジェ(動く)があるので、2階からだとそれが真正面に見えて迫力あります。
 さて、内容のお話。ストーリーはオズの魔法使いの「西の悪い魔女」を主人公にしたお話。彼女がなぜ悪い魔女と呼ばれるようになったのか、真実が明かされる、みたいな感じです。詳しくは公式サイトなどを参照。
 ストーリーも良かったのですが、それ以上にとにかく役者さんの声量に圧倒される。マイクなし・ソロで場内隅々まで響き渡ってました。さすがはプロ。1部のラストのエルファバのソロのところなんか鳥肌モノですよ。CMでも流れている「♪大空高く舞い上がる〜」のところです。ここがまさにクライマックス!あとは舞台装置も凝っていて舞台に釘付けでした。やっぱ生はいいなあ。その一言に尽きる。いいもの見せていただきました。
 概ね大満足だったのですが、残念だった点が2点。一つ目はプログラム(2000円)を買ったら「プログラムには袋はおつけしていないんです」と袋をくれなかったこと。A4サイズでかなり大きくて持ちにくかったんですが・・・。これに袋をつけないなんて正直ひどいと思った。去年ライオンキングを見に行ったときはくれたのに・・・。
 もう1点は内容めちゃネタバレなので、見た人向けに。





 ラストは死んだはずのエルファバが実は生きていて(しかも割りと何の脈絡もなく)、これまた死んだと思ったらかかしになって生きていたフィエロと二人で旅立つ、というもの。これは正直えええ〜と思ってしまった。そこは生きてちゃダメだろ、と。死ぬ前のシーンでは自分で全ての罪をかぶり、グリンダに夢を託して死ぬ、というかわいそうだけど彼女の生き様を見せてくれたのに・・・。なるほど、さすがは欧米人が作った話なんだなあ、と思った。わざわざ悲劇望むのは日本人だけだよな。