「アビスゲート 1 果て見えぬ淵の岬に」ドラマガ先行公開部分ネタバレ感想

 短編落としちゃった結果の苦肉の策だったとは言え、せっかく雑誌で文庫版先行公開されたので、その部分だけの感想も先行で書きます。文庫発売は10月20日。

★プロローグ

 やっぱ普通に「少年=クラウス」ですよね、ここは。クラウスが海を嫌う理由がいきなり冒頭で明かされる模様です。まあ、「幼い頃に海のせいで家族を亡くしている」は、(創作世界では)ありがちな理由なので、もったいぶる必要もないでしょう。それでいながら、アビス世界の「海」の恐ろしさがこのプロローグに詰まっていて、なかなか惹かれる出だしだと思います。

★出会い

 クラウスとアリサの出会い。
「お前って言うな」「名前知らねえ!」「アリサ!」
「あんたって言うな」「名前知らないし」「クラウスだ」
このやり取りが何とも神坂節と言いますか、読んでいて気持ちのいい掛け合いです。この二人の掛け合いには期待できそう。

★闘い

 クラウスの獲物は剣ですが、1本の剣を使う正統派剣士ではなく、サブの短刀も使うみたい。こういう戦い方好きです。
 アリサの方は背にトゲが付いた変わった剣。短編でもこの武器の存在は書かれていましたが、トゲ側を使うシーンは未出・・・だった気がします(2ヶ月前なのにうろ覚えだorz)。この後の展開でそれが明かされるのか?・・・ってとこで文庫へ続く。
 
 冒頭を読んだ感じは何だか面白そう。10月20日が楽しみです。