アビスゲートネタバレ感想

 ドラゴンマガジン9月号に掲載された神坂一先生の新作「アビスゲート」のネタバレ感想です。
 現段階では正直今ひとつといったところ。海が災害をもたらしたり、モンスターを産むものとして忌み嫌われる世界、という世界観設定は惹かれる。けど、主人公ペアには大して個性を感じないし、お話も「幻覚の女性に取り殺されそうになる男」と、ありきたりな題材。ファンタジーとしてあまりに普通すぎる。
 今回掲載のお話は第一話と言うより、ドラマガでよくある「文庫の宣伝のために本誌に掲載されるサイドストーリー」という印象です。本筋は別にあって、途中から読んでいる様な感覚でした。と思いつつ、改めてめがぶらを確認すると、どうやら今回はあくまで「短編」で、「長編」(現在執筆中?)は別に存在するっぽいです。なるほど、私の受けた第一印象もあながち間違いじゃないってことか。第1話なら、「クラウスとアリサの出会い」辺りから書かれるのが妥当な線だと思う。特集の方には短編に出てきていない設定などなどが載ってるのも長編からの情報なのかな。
 だとすると、判断するのはまだ早いかな。特集に載っている設定や世界観を見た感じは面白そうなので、長編ボリュームで一気に読んでみたい。特に主人公の叔父:ルグナードに期待してみる。神坂作品のおっさんキャラっていい味出してる奴多いと思うんですよね。メインという事なら活躍も期待できそう。
 どうやら次回も短編のようです。とりあえずルグナード出てきて欲しい。