Starting again

Starting again

Starting again

 正直発売直前まで買うつもりはなかった。2番のサビを聞くまでは・・・。歌詞がほんと良いよ。さすがMEGUMI先生!
 「箱舟に身を寄せて人間は生きられない いつかは大地が恋しくなるものさ」ここ、最終回のラストシーンがフラッシュバックした。カミングアウトしておくと、仮にも神坂先生の情報サイトやってるくせに、ロスト・ユニバースのアニメは本放送の年以来1度も見ていなくて、ストーリーもほとんど覚えていません(理由は後述)。でも、あの「田舎の星でケインを待ち続けるミリィの所にソードブレイカーが帰ってくる」(ネタバレに付白文字)というラストシーンだけは鮮明に覚えてる。それゆえにビビッと来るものがありました。
 で、次のフレーズ。「青い空 羽ばたいた 白い鳥が運ぶよ 全てのはじまり」。青い空キター。青い空といえばMeet againなわけですよ。林原さんは「Meet againとStarting again兄弟曲という位置づけ」と言っていましたがここでリンクしていたとは。「白い鳥」はなんとなくスレイヤーズTRYのOPを思い出したよ。Starting againの中だけで見ても「果てなく広がる闇」を乗り越えて「青い空」に戻ってくるという流れもすばらしい。林原さんのセルフカバーバージョンが待ち遠しいです。
 さて、ロストアニメが私の中で封印状態だった理由ですが、大きく二つあります。一つは・・・ロストを語る上ではどうしてもついて回る「ヤシガニ」。あれはショッキング映像でしたよ・・・。本放送で見たときは本気でキレたし。今となってはネタとして扱えるほどに自分の中で消化しましたが。もう一つ・・・これを言うのはちょっと気が引けるんですが・・・個人的に「スレイヤーズの二番煎じ」というイメージを払拭できなかったことでしょうか。スレイヤーズと同じスタッフ、同じキャストで作られる新しい作品・・・あくまでファンサービスだったのでしょうが、どうしてもイメージを踏襲しちゃうし、比べもする・・・純粋に一つの作品として見れないんですね。単純に好みの問題もあります。ファンタジー>SFの人なので・・・。そんな感じで私の中では今ひとつな印象になってました。でも、だいぶ時間が経ちましたし、今なら深く考えすぎずにもっとロストを楽しめるかもしれない・・・Starting againを聞きながらそんなことを思った。レンタルDVDもあるようなので、久しぶりに見てみようかな。