PC98版スレイヤーズレビュー

 昨年中古(980円)で購入したのに放置状態で、すっかり忘れていました。思い出したのでレビューでも。
 まず基本データより。「PC98版スレイヤーズ」とは1994年3月(マニュアル奥付より)にバンプレストより発売されたパソコン用ゲームです。ジャンルはもちろんRPG。定価はなんと12,800円!PC98という昔のパソコン用なので、Windowsでは動きません。しかし、世の中にはエミュレーターというものが出回っており、それを使えば起動可能になるようです。なんだ、それなら今からでも遊べるじゃん、と思って買ったのですが、実際にエミュレーターについて調べてみるとなにやら小難しいorz。しかも、どうやら、PC98実機から作成する起動ディスクなるものがないとダメっぽい。所詮素人には無理でしたね・・・。なので、以下のレビューはパッケージとマニュアルのみです。それでも雰囲気だけでも伝わればいいな。

 まずはパッケージ。横の文庫は大きさ比較用です。なんかでかい・・・。イラストはオールキャラ総登場と豪華仕様です。ヌンサや郷里の姉ちゃんもいます。

 パッケージを開けてみる。プラスチックのケースにFDが6枚も入っています。なんとも時代を感じるのう・・・。6枚あってもデータは6M程度なのね。ハードディスクにも対応しているようですが、オプション扱い。12年でここまで変わりますか。私のものは3.5インチFDですが、5インチFD*1版もあるらしい。さらに時代を感じずにはいられない。当時はパソコン自体一般的ではなかったでしょうし、このゲームを実際にプレイした人って相当限られているんだろうなあ。

 パッケージ裏面より実際の画面のサンプルです。グラは驚くほど綺麗。さすがは高級品です。右側が戦闘画面のようですが・・・うーんやってみたい!しかし、リナのMP999ですか。本作はレベルの概念はないみたい。

 付属のユーザーマニュアルです。B5版で27ページ。ビジュアル多彩で読んでいるだけでも結構楽しめます。マニュアルから見とれるゲームの概要を下記にご紹介。
 基本スタイルは「ヴェルナンの街」を拠点に各章ごとに依頼人の依頼を受け、イベントをこなしながらダンジョンを冒険してエピローグに向かうというもの。大きなストーリーがあるわけじゃなく、すぺしゃるみたいな短編集なのかな?パーティは4人。リナとガウリイが固定で、各章ごとに依頼人に当たるオリジナルキャラが加わる場合も。残りの一人は、ナーガ・ゼルガディス・アメリア・シルフィール・ミーナ・レミー・フィル王子の中から好きなキャラを選べるようです。おなじみレギュラーメンバーに、すぺしゃるのゲストキャラが混ざっているのが何とも新鮮です。
 ダンジョンは3Dマップをキャラクター視点で見るような感じ。両サイドに壁が見えてて、行き止まりだと正面に壁・・・こういうのなんて言うんだろう?イベントで温泉シーンが見れる場合もあるようです。高級品買ってくれたファンへのサービスですか。とは言え、サンプル1枚載ってるけどあらいずみ先生のマンガ程エロくはないです。
 戦闘はコマンド選択式で、プレイヤーはリナを操作。その他のキャラはオートで動くそうです。リナの魔法は37種類で地・水・火・風・白・黒の6つの属性に分かれています。でも魔竜烈火砲が「火」、覇王氷河烈が「水」だったりと、なんか適当だ・・・。ゲームとしての分かりやすさを重視したんだろうけど、そこは原作に合わせるべきだろ。なんて、今更いっても仕方ないけど。

 設定資料のページが7ページもあります。こういうの嬉しいです。プレイできないし・・・。
 とまあ、こんな感じのゲーム・・・みたいです。やってみたかったよorz。今からでもリメイクしてください。

*1:3.5インチより大きいけど薄い。現在は読み込むドライブ探すのも困難でしょう。