スレイヤーズSP.26「ミッシング・セイント」感想(ネタバレ)
発売日過ぎたのにはまぞう検索に引っかからない…。アマゾンでは売らないのか?それはさておき感想を。「ミッシング・セイント」で検索したら出てきました。失礼。
スレイヤーズすぺしゃる(26) ミッシング・セイント (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 神坂一,あらいずみるい
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 文庫
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★ミッシング・セイント
ギチ男ことマイケルが出てくる話。この回はギチ男、変な個性を求める女、エロ書物を未練にゴースト化してしまった聖人。ついでにどっか感覚のずれた犯人ズ等々、変な人を盛り込みすぎてしまった感じがします。これだけいい素材(特にギチ男)がそろってるんだから、もう少し的を絞ってその人を中心に物語を進めたほうがまとまりよかったのかも…。各キャラ単体でそれなりに笑える部分もあったんですが。あと、発掘の様子とか遺跡の描写は読んでいて面白かった。すぺしゃるの中に新規世界観が垣間見えるの好きなんです。
★混ぜ物ワイン探訪記
微妙にやる気のないリナと、いつもに比べるとかなりまともなナーガのコンビはなんか一風変わった雰囲気。すぺしゃるにしては全体的に真面目な感じですね。こういうのもたまにはいいかも。
以下は小ネタ。ハンバーグの例えはお酒を飲まない私的にもすごいわかりやすかった。あと、リナが「命まで取られてたかも知れないわよ」って言って助けたと主張するところが好き。こういう言い回しのうまさはさすがです。
★シッティング・ダッグ
オレオレ詐欺ネタ。雑誌で読んだときはイマイチ、と思ったけど、読み返すとリナのツッコミが冴え渡りまくってて面白かった。木靴まで拾ってるし。アーメスとナーガは結構いいコンビかもしれない。最終的にとんでもない方向に暴走してそうだけど。
★未知なるキメラに個性を求めて
チワワ可愛い。っていうか、アルパさん、素体手近なところで済ませすぎですよ!どーする、アルパ?これは、ひょっとして「キメラの合成は計画的に」ってことか?微妙にタイムリーなネタよのう。「さ、帰るか」ってシメの一言も好きです。