ドラゴンマガジン7月号 スレイヤーズすまっしゅ。感想

 すまっしゅ。感想を書かぬまま次号が発売しようとしている〜!!2ヶ月経つのが早すぎます!いや、私がのんびりしすぎただけなんだけれども。…今更需要ないかもだけど書く。意地で書く。今回は「碧海の影」。 

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2010年 07月号 [雑誌]

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2010年 07月号 [雑誌]

 以下はネタバレ話。
 まずはイラストのお話。表紙絵は夏を先取り!海辺のリナ&ナーガ!どうやら笑顔の裏で熾烈な戦いが繰り広げられたようですwリナの持っているボードにナーガのものと思われる水着が引っかかっている〜!!
 2枚目は竜破斬を使う寸前のリナ。お、挿絵で竜破斬使っている場面って非常に珍しい!!確か放った後は以前もあった気がするけど、溜め状態は初?かっこいいですwええもん見させていただきましたw
 3枚目は深夜の訪問者wマンガ仕立てでいろんなアングルから。コミカルさの中でリナの放心状態が伝わってくる1枚wなんか好きですw
 さて、小説のお話〜。すまっしゅ。らしい名物料理を巡るタバタした話の中に、おっ、と思わせる魔法設定が登場するなどなかなか読み応えのある話。あまりにナンセンスな状況だけに、リナのツッコミが冴え渡っているwクロフマクロいい味出してますねえ。以下、箇条書きで気に入ったところツッコミとか感想とか。

  • 名物料理を巡って事件が始まる…これぞすぺすまの王道wいつか事件のパターン集みたいの作ってみたいなあ。発端・オチ・展開の傾向を統計とって分析、とか。…たぶん実現はしないけど…「名物料理」は上位に入ると思うw
  • クロフ魚を増やすためにコピー技術!クローン牛ならぬクローン魚という奴ですか?今クローン牛って流通してるんだっけ?ぐぐったら技術的には確立された、みたいな感じだったけど…何気に社会派ネタw しかし、コスト面で断念、とな。コピー作るのってたとえ魚でもお金かかるんだなあ。
  • 次なる手…キメラ技術!…それって遺伝子組み換え?あ…「種としてあまりに弱い部分を補う」ためにキメラ技術を使ったということは…キメラって遺伝子レベルで改造されてる…?ゼル〜!!でも、「応用」らしいからね。方式によってやり方異なるかもね。
  • クロフマクロの組成にある「ラーゴン種半魚人」は長編1巻に名前だけ出てますね。拾った〜!!さすがですw でも、ヌンサの形態よりはもうちょっと生易しい、人間にウロコが付いたタイプらしい。となると・・・クロフマクロの手足ってどこからw
  • タケノコも合成されているらしい。動物じゃなくてもいいのかw・・・すると、ゼルの組成、岩人形と邪妖精ってことになってるけど、単に岩だった可能性も…。ゼル〜!!あ、そうか、タケノコは植物=生物だからできたのか。いや、そしたらゴーレムは生物なのか?という問題も!? ゼル頑張れ。超頑張れ。
  • 「『いい意味で』とつけたらなんでもフォローになると思ってるんだろうか」…ナイスツッコミwさすがに無理な時もあるぞw
  • リナ、「何でもかんでもめちゃくちゃにするわけじゃない」で持論展開。なるほど、秩序あるめちゃくちゃというわけですなwこの辺の彼女の中の線引き持論は説得力ある…けど、画一的ではなくって時々一線越えるよねw
  • 対決!クロフマクロ。…ウロコ投げて竜破斬防いだ〜!!これに関するリナの考察が興味深い。

 本来この術、何かを盾にしたとしても、術は目標の相手を起点に発動する。
 しかしクロフマクロは、ウロコ――つまりは自分の一部を盾にすることで、そちらが目標だと術に誤解させたのだ。

 なるほど!私、最初に読んだ時は「火炎球の防ぎ方」と同じ理屈で防いだんだと思ったんですよ。何かを当てればそこで弾けさせられる、とか。でも、むしろ全く逆なのですね。今回はイレギュラーでしたが、本来なら何かをぶつけたところで、何かに遮られたところでお構いなく、あくまで「目標」に対して炸裂する、と。ただ、その「遮るもの」が竜破斬に耐えうる強度を持っていれば防げるのかな?コピーレゾは魔王の力を借りた防御術で防いでましたよね。このウロコ防御法、応用できるかも。例えば…乱暴だけど腕を切り落として投げるとかすれば人間でも防げますよ…嫌だね…。

  • 上記の考察、あおむけに寝そべりながら思考…というのがなんとも情景浮かびやすくていいなあ。竜破斬に拘る理由もいいw確かに食べたくないw
  • 真夜中の訪問者…ナーガじゃないか?と予想しながら開けてあげるリナはやっぱ面倒見が良いw
  • 礼儀正しかったクロフマクロ…しゃべる理由「たしなみ」の一言で片付けられたww確かにこれだけ珍妙だとつっこみきれないよねw
  • クロフマクロが暴れる理由は種族を超えた愛を貫くためだった…アホな状況なのに本人たちは真面目…これぞすぺすまクオリティw舌先三寸攻撃とは言え、真面目に答えるリナもそのあと状況の珍妙さ疑問を持つリナもなんかいいw
  • サバのお義母さん〜wwバケモンだった〜!!「魔海のせい」で納得する人たちとつっこむリナのやり取りが何とも好きwでも、他に理由が見つからない以上はやっぱり魔海のせい?いや、正体不明な現象なんてすぺすまでは日常茶飯事か。ナーガの青虫人望とか…。
  • オチはあっさり目でした。クロフ魚が巨大化して反旗を翻す…なんて展開にならないことを祈りたいwしかし、オークマン…なんとも嫌な海ですな…w

 ちょっとあっさり目ですが以上wよし、これで明日のドラマガ発売を安心して迎えられるw