スレイヤーズりーでぃんぐ 追加感想その2
追加第2弾、いきまーす。神坂先生のインタビューからネタバレ。今日はEVO-Rの話はないです。
スレイヤーズ りーでぃんぐ リナ=インバース魔道大全 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: ファンタジア文庫編集部,あらいずみるい,神坂一
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/06/20
- メディア: 文庫
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ちと妄想。どうやらL様は「混沌」と言われるだけあって、本来は姿形や人格なんかはない存在のようです。「レイ=マグナスの愛した女性のパーソナリティを今のLは模している」ということは、誰かを模して人格や姿を得る・・・さらに深く考えると「相手に合わせて姿を変えることができる」、ということか?究極の存在とも言えるL様。「その相手にとって一番美しいと思うものに姿を変える」のでは?あとがきのあの場にいるのは作者と部下S。作者の究極の美・・・バックベアードとハルキゲニアですよ・・・。L様もさすがにそれは嫌だったんじゃないかとwじゃあ部下Sに合わせるってことで、レイ=マグナスの恋人の姿とパーソナルを真似たら、美女ではあるもののあんな性格だった、とw
本当のところはどうなんだろう?なぜレイ=マグナスの恋人のパーソナルを模したのか、その経緯が語られる日は来るのか?超巨大あとがきに期待!
そして、もっと気になるのはレイ=マグナスとその恋人の物語。あとがきだと夫婦漫才コンビにしか見えない二人だけど、降魔戦争のその時、レイ=マグナスは恋人の死によって魔王への覚醒という道を歩んでしまうわけで・・・これは読みたい。今、時代はスピンオフ。レイ=マグナスの物語と、ガウリイのご先祖女剣士と竜族の青年の物語は是非ともスピンオフ小説を書いて欲しいです!
さて、L様は「本来はパーソナリティのようなものはあってなきがごとし」だそうで。ということは、8巻でリナに降臨したL様は、私はてっきりあとがきL様がそのままやってきたのかと思っていたけど、あとがきが本来のL様の人格ではないなら、8巻で降臨したL様はリナのパーソナリティを模したL様なんじゃなかろうか? L様はリナに入ったことで、瞬時にリナのパーソナリティをトレース。人間であるリナはフィブリゾに追い詰められたけど、L様にとってはフィブリゾは取るに足らない存在。・・・例えばリナが盗賊とかからなんかえらそうなこと言われた挙句に石投げられたら、ムカついて反撃すると思うんですよ。あの場ではL様的にはそんなすぺしゃるのようなノリだったと思う。世界の存亡をかけたフィブリゾの陰謀・・・リナのガウリイへの思い・・・もろもろの緊張感台無しwL様はそれだけ超越した存在なんだろうなあ。もちろんリナ視点で見れは人知を超えた出来事であり、充分ドラマなわけですが。一人称を生かした8巻ラストのギミックの面白さは秀悦。
元々リナとあとがきL様は性格似ているので*1、あとがきL様がやってきた、と勘違いしてしまうのも無理ない。実際、そう思わせて分かりやすくしている部分もあるのかな?あとがきがなかったら、L様が降臨していることはリナの解説があるとは言え、分かりにくいわけだし。
なんだか複雑な話になってきたけど・・・終わりますw
*1:L様の方が容赦ないけど。多分どちらもモデルが神坂先生自身なんだと思うw