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スレイヤーズEVOLUTION-R最終回に込められたメッセージ

 もう最終回から2週間か…。早いものですね。久々にEVO-Rのお話書いてみます。でも、BGMは集結の園へw林原さん新曲に時の流れを感じつつ、それでも大切にしたい想いがある。なんとも不思議な気持ちでEVO-R最終回語り。


 最終回の話は他にもレゾのまとめとか書こうかな、と思いつつなかなか手がつけられずにいます。とりあえず最終回に込められたメッセージとして私が感じたものを。
 繰り返しになってしまいますが、スレイヤーズEVOLUTION-Rは「人の持つ二つの心」というテーマを中心にした作りになっています。最終回はその集大成の答えの一つとして「人の弱い心を補うものとしての他者との絆」が描かれた。
 そして、スレイヤーズEVOLUTION-R最終回は旧作から10年後に作られたスレイヤーズ新作の締めとしても相応しいメッセージが込められていると思うんです。メッセージの対象は「大人になったスレイヤーズファン」。
 リナはかつて倒した敵である魔王シャブラニグドゥと再び対峙する事になる。VS魔王という状況は同じながら、リナ自身は変わっていた。かつては絶対の自信を持って信じることができた自分自身。でも、旅の中で得た知識と経験、そして絶対に失いたくない仲間への想いがリナの決意を妨げる。失敗の恐怖と守るものを得たことによる重圧。人が成長する過程にて得たものは時としてマイナスの効果を生む。だけど、それを補ったのがやはり旅の中で得たもの…仲間達の存在だった。後押しを受けて、リナはもう一度立ち上がる。自分自身を、そして自分を信じてくれた仲間達を信じる心を胸に。
 この流れは私たち「大人になったスレイヤーズファン」へのメッセージでもあるんじゃないかな、と。この10年間で得たもの…知識だったり経験だったり、人間関係だったり、色々あると思う。それゆえ臆病になることもある。だけど、やっぱりその「得たもの」というのは枷だけにはならなくて、逆に助けになってくれる。その思いを胸に、「自分を信じて」生きていこう。うまく言えないけどそんなメッセージだったんじゃないかなあ、なんて思いました。 
 今作、ラスボスをどうするのか?というのは課題だったと思うんですよね。TRYで異界の魔王まで出てきてしまっている。2部エピソードには踏み込めない。そんな中、旧作へのオマージュ的な意味も込めてレゾとその中の魔王に白羽の矢が立った。このメッセージありきで魔王再降臨になったのか、魔王を出そうと決めてからこのメッセージを込めたのかはわからないけど、テーマを中心としてみた場合、この抜擢は最良の形だったんじゃないかな、と思います。レゾはレゾでEVO-Rのテーマに直結する形ですし。
 10年後だからこそ描けたスレイヤーズ。それがスレイヤーズEVOLUTION-Rなのかな、と思っています。作り手の皆さんのメッセージ、しっかりと感じ取らせていただきました。
 今回、本当に残念なのが、雑誌等でスタッフの方の声を聞く機会がほとんどないことですね。旧作は雑誌でも大々的に取り上げられていたし、ムック本にロングインタビューとかもあったし…。ドラマガ辺りで最終回を終えての座談会とかやらないかなあ。無理か…?DVD-BOXになったときのブックレットにでも期待するか。