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スレイヤーズEVOLUTION-R 第5話から見えたものまとめ

 スレイヤーズEVOLUTION-R5話の考察です。ネタバレ回避のため、回りくどいタイトルになってしまいましたが…、以下はネタバレ。ものすごく長いので、お時間のあるときに是非。
 ストーリーがようやく進みだしたEVO-R。実際に動くのは次回からになりそうですが、キーワードとかいろいろ出てきたので纏めてみようかと。

★「冥王の壷」まとめ
 EVOLUTION-Rのキーアイテム。色々見えてきたのでEVO-R5話時点の情報を纏めてみる。

<能力>
 壷1個に付き一人分、人間の魂を抜き取り、他のものに移し変えることが出来る。「冥王の壷」の名前の由来は人間の魂を自在に操ることが出来る高位魔族「冥王(ヘルマスター)フィブリゾ」からと思われる。その効力は3段階ある。
 一つ目は「人間の魂を抜き取る」。抜き取られた体のほうは抜け殻状態だが、保存状態にはよるものの命に別状はない(=元に戻ることが出来る)。
 二つ目は「魂を別のものに移す」。鎧など、無生物でもOK。移された存在は、生き物のように動き出す。ただし、その状態を維持するためには、壷の力が必要らしく、壷本体が壊されると魂は強制的に元の体に戻ってしまう。
 三つ目は「魂の保管」。抜き取られた魂を別のものに移さずに、壷の中にキープしておくことも可能のようだ。例え元の肉体が滅んでいても魂は保管される。これが「レゾの魂の眠る壷」の状態。この状態の壷を壊すとどうなるのか…?それは今のところ不明。

<作られた目的>
 冥王の壷の製作者は赤法師レゾ。作られた目的は、あくまでゼルガディスとリナの推論ではあるが以下の通り。
 レゾは自分の目を開かせることに執念を燃やしていた。そんなレゾが目の開かない己の肉体を捨て、魂だけを他のものに移し変えることで、光を得ることが出来るのでは?と考えて作り出されたのがこの冥王の壷。しかし、レゾの目が開かない理由は肉体ではなく、魔王が封印されたその魂にあったため、目的はかなわなかった。
 壷の原理やどのように作られたか、は不明。しかし、無印のころからレゾの魔法の能力は非常に高いものとして描写されており、「レゾは人間レベルを超えた力を使える存在」、という認識でOKかな、というのが個人的な解釈。その高い能力は魔王の力をその身に宿している影響、と思われる。

<壷使用者>
 冥王の壷は複数存在する。現在確認されているだけで最低4つの壷と、その魂を壷にゆだねた4人の人間が存在するようだ。

・赤法師レゾ
 どのような経緯で壷が使用されたのかは現段階では不明。レゾの肉体は既に滅びているが、その魂が壷の中眠ったままの状態になっているらしい。それゆえ、「レゾが死ねば封印が解かれる」とされるタフォーラシアの民を眠らせている魔法は未だ解けない。このレゾの魂が眠る冥王の壷を探すことがEVOLUTION-Rの旅の目的となっている。REVOLUTION終了時点でズーマが冥王の壷を所持していることが判明していたが、EVO-R5話のゼロスの言葉により、このズーマが持つ壷こそが「レゾの魂が眠る壷」であることが明かされた。

・ポコタ&デュクリス
 不治の伝染病に冒されたタフォーラシアの民は、その治療法が見つかるまでレゾの魔法で深い眠りに付くことに。民が眠りに付いたその後も、「病を治す方法を探すものが必要であろう」、というレゾの配慮により、ポコタとデュクリスは仮の体を与えられる。その際にも冥王の壷が使用されていた。現在、二人の魂を移した壷がどこにあるのかは不明。
 ちなみに、REVOLUTION10話では二人まとめて一つの壷で魂を移していた…描写ミス…?そこは触れないであげるのが優しさかwデュクリスも元の体に戻れてしまう可能性があるんだけど、さすがにそれは出来てもしないだろうな〜、というかしちゃダメだろうな〜と思う。まあ、魂ごとザナッファーボディと同化してそうだし。

・ナーマ(ナーガ)
 ある日、お宝を求めて謎の遺跡踏み入ったナーガが、そこに隠されていた冥王の壷を誤って発動させてしまったらしく、鎧に魂を移されてしまった。鎧はなぜかジョコンダ城地下に安置。魂を移されたときにどういう因果か記憶を失ってしまったらしく、彼女はナーマを名乗り、リナたちの旅に同行することになった。EVO-R5話で彼女の魂を移した壷は見つかり、それがゼロスによって砕かれたことで、元の体に戻れた。結局、ナーガの姿でリナたちの目の前に現れることはなかった。
 ナーガ→ナーマになり、ジョコンダ城にやってきた詳しい経緯などはよくわからないんだけど…「ナーガだから」の一言で済ますのが良いかとw

 その他、オゼルも壷により魂を移された存在の可能性があるが…この辺りは今後の展開待ち。ラグナブレードでぶっ刺されてるしなあ〜。あ、魂が二人目、の可能性があるか。

★ゼロスの目的 まとめ
 REVOLUTIONでは終始謎の行動を取っていたゼロス。レボでゼロスがしたことと言えば…

・デュクリスにザナッファーの製法が書かれたクレアバイブルの写本を見せる。
・ワイザーのリナ逮捕に協力。
・蘇ったザナッファーとそれを連れたデュクリスの監視。

 こんなところで、あとは傍観者的立場でこうもりさんをやっていた。ザナッファーに関しては復活に手を貸しながらも「目的はあれとは別」とはっきり明言している。
 EVO-R5話で、その目的が断片的にではあるが明かされた。それは「レゾの魂の眠る壷を巡る動きがどうなっているのかを調査する」ことらしい。「ことと次第によっては魔族にとってもまずいことになる」とも付け加えている。
 ズーマが壷を持っていることに気づいたゼロスは、ズーマがリナを狙ってくることを見越してリナを見張っていた。狙い通り現れたズーマに「あなた方が持っている壷に用がある」と伝える。しかし、強攻策には出ず、ズーマに実力行使はしない。そして、ズーマが姿を消すと、ゼロスもまた姿を消す。
 …というのが5話の流れ。この5話で語られた目的だけでは、レボでの動きが説明付かなかったりするので、まだ何か隠していることがある…と思われる。しかし、5話でのこの行動、リナたちに「ズーマがレゾの魂の眠る壷を持っている」と伝えるため、とも取れる。壷を手に入れることだけが目的なら、ズーマを取り押さえればいいわけだし。ゼロスの目的はあくまで「どうなっているか」の調査。そのためには壷は泳がせなければならない。さらに、そこにリナたちを巻き込みたい…そんな思惑があるような気がする。「あなた方」と言ったのも気になる。「方」に含まれるのは…とりあえずオゼル。その裏にも何か組織めいた存在がいるのかも知れない。
 ゼロスの目的については、これからも要注目。

★ポコタの思い まとめ
 5話で語られた内容で、今後キーになって行きそうなもう一つの要素はポコタのレゾへの思い。ポコタはタフォーラシアを救ってくれた恩人であるレゾをあくまで「いい人」と信じている。それゆえ、レゾの正体を知るリナやゼルとの間に認識の違いが生まれている。その問題に今回スポットが当たった。対立するゼルとポコタ。リナが仲裁して宥めたものの、ポコタの中では「レゾは本当はいい奴」という思いは揺るがず、「オレが証明してやる」と一人心に誓った。
 …これ、ポコタ裏切られフラグな臭いがプンプンする。実はレゾがタフォーラシアを救ったのにも実は裏があった…そんな展開のような。オープニングの意味深カットとの絡みもあるし。
 裏切られる展開があるかはまだわからないけど、時間軸的にはその前に、ポコタにはもう一つ衝撃の事実を知るイベントが残っていると思われる。それは、「レゾを倒したのがリナである」という真実を知ること。この件は5話段階ではまだポコタには伏せられている。これは今回語られたポコタのレゾへの思いを見るに、ポコタはかなりショックを受けることが予想される。リナへの信頼が揺らぎ、リナに食って掛かるのではないかと。この辺は…今作のテーマに関わっているのでは?という予想。

スレイヤーズEVOLUTION-Rのテーマ(予想)
 これを語るのはまだ早いかもしれないけど…思いついてしまったので書いてみる。外れても石を投げないで下さいw
 今回リナが言った二つのセリフ。
 「そう簡単に割り切れるもんじゃないのかもよ。人間の善悪なんてさ。」
 「人々を救う正しい心と、魔王を封じた悪の心。そのどちらもが、レゾの本性だったのかもしれないってことよ。」
 この二つはテーマに関わっているんじゃないか?と思う。人々を救いながらもその裏で目を開かせるために非道な行いを繰り返してきたレゾ。この二つの姿に本人がどのような思いを抱いていたのか?それが語られるのかもしれない、という点にも注目、だけど、さらにもう一歩先があるのかなーと。
 それは「レゾを倒したのがリナ」と言うことをポコタが知ったときの彼の思いとも絡む問題。リナは魔王と化したレゾを倒した。「魔王を倒す」…その思いに揺らぎはなかった。客観的に見ても、あそこで魔王が倒されなければ、世界は滅ぼされていただろうし、リナがしたことは正しかったと言える。でも…、ポコタに取ってレゾが恩人であること、そしてレゾが倒れたせいでタフォーラシアが簡単には復活できない状態になってしまったこともまた事実。良かれと思ってしたことの裏で、闇が生まれることもある。これが今作のテーマなのでは?と大胆予想!
 リナがレゾを倒したことを知ったポコタはリナを責めるかもしれない。「レゾはオレの恩人なんだぞ!悪い奴のはずがない!それに…お前のせいじゃないか!タフォーラシアの封印が解かれないのは!」…もちろん、責任転嫁だし、浅はかな考えなんですが…事実でもあるし、ポコタがそう思ってしまっても無理ははい。リナもタフォーラシアが復活できない理由に、責任を多少なり感じていると思うんですよね。魔王=レゾを倒したことに後悔はないと思うけど、「このままでは寝覚めが悪い」と、やっぱりどっか引っかかってるんじゃないかと。だから、壷探しにも協力している側面もあるのではないか?そう思う。だから、そこを突かれるのは結構痛いと思う。それでもそこは受け入れて「やってしまったことは変えられない。だから今出来ることをする」そう考えるのではないか?そこでポコタと和解して共に立ち向かうのか、それとも溝が埋まらずオープニングに示唆されるようにポコタは魔王になってしまうのか?今後の展開に期待。
 そして当面の敵となるズーマ。彼はリナに恨みを抱いているようですが…これもレゾ絡みなのでは?と予想。ズーマはレゾに恩があった、もしくはレゾが死んでしまったことで何らかの不利益があった。レゾの死がリナによるものだと知ったズーマは、逆恨みながらもその闇を増大させていった。こんな流れかな、と。
 
 …最後はちょっと妄想入りましたw5話はギャグ月間とシリアスパートの繋ぎの話という位置づけで、大きなストーリーの動きはなかったのですが、今後に向けてのキーワードが散りばめられていた回、だったと思います。この5話が6話以降、どのように収束していくのか…楽しみです。