「スレイヤーズREVOLUTIONキャスト座談会」ネタバレ感想

 ドラゴンマガジン1月号に掲載されたスレイヤーズREVOLUTIONキャスト座談会のネタバレ感想です。キャストの皆さん、レボについてかなりぶっちゃけトークをしています。スレイヤーズREVOLUTION本編のネタバレも含みます。

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 01月号 [雑誌]

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 まずは、ドラマガGJ。ドラマCDは予告で見ていたけど、中の人座談会まであるとは思わなかったので嬉しかった。カラー特集はいまいち面白みがなかったけど、こっちの座談会は濃くて読み応えたっぷりです。この調子でスタッフインタビューも敢行してくれないかなあ。多分他のアニメ誌では特集組んでくれない気がする。
 さて、内容の話。キャストの皆さんのスレイヤーズへの愛と思い入れに感動ですよ。それゆえ、REVOLUTIONのキャラクターの違和感についてかなりぶっちゃけたツッコミを入れてます。しかもかなり的確。ファンとしても思うところは同じなので、納得な反面、少し切なくもorz。でも、その辺の話はファンの声共々スタッフにも届いていると思うので、反省点として次に生かして欲しいよ。せっかく分割で作ってるんだから、流動的に動いてもらって。私としてはキャストの皆さんがスレイヤーズを愛しているように、スタッフに愛がないとは思えないし、思いたくはないです。もちろん、「愛があれば何とかなる」、って問題でもないのはよくわかるんですが。
 それはさておき、具体的にどんなことが挙げられていたのかと、私なりにどうしてこんな乖離が生まれたのか分析。

林原さん「11年動けなかったことのうっぷん晴らしかってくらい、リナの傍若無人さに拍車がかかっていて、ちょっと待って!って若干止めたい気分になった(笑)(中略)ガウリイは最初は保護者だったのにただのバカになってるって思った(笑)」

 ごもっともです。この辺の乖離は序盤のギャグ展開において、表面的な一部分だけを過度にデフォルメして強調しまった結果じゃないかと。理由としては好意的に解釈するなら、新規層への配慮からわかりやすさを重視した。否定的に考えるなら脚本が突貫で書かれたため、書き手が表面的な部分しか理解していなかった。でも、後半に向けてリナも落ち着いてきましたし、ガウリイも見せ場はありましたから、この流れをERでも継承して欲しい。

 緑川さん「ゼルと言えばラ・ティルトって感じなのに、『ラ・ティルトが出ないなあ、何打これ!?』って思ってたんですよね(笑)。すごい見せ場があるのかなってワクワクしていたんですが、初めて撃ったときがアメリアとの同時撃ちで、しかも大した事なくて・・・」

 ラ・ティルト・・・楽しみにしてたんですね・・・。ゼルに関しては単純にREVOLUTION全13話の中にかっこいい見せ場がなかった、ってことなんだと思う。ギャグは良かったんだけどね。13話に全部つぎ込むのは難しかったのか?その代わりなのか、メインキャラの中では唯一「EVOLUTION-Rではゼルのシリアス話がある」と活躍が予告されていて、そこでバランスを取るつもりなのかも知れないなあ。今回は分割だけど2つで一つのシリーズですから、両方あわせてみたときに「ゼルも活躍してたよね」って風になればいいな。次こそは是非ラ・ティルトの詠唱を!緑川さんのこだわりには吹きましたw
 
 さて、以下は普通に納得して且つ笑った話。
林原さん「(今度の敵はどうなるんか?という話で)よくある、強い者を倒したらもっと強いのが現れてスーパーなんとかになって、さらに強いのが現れてってことはこの世界ではないと思うので」
 ドラゴンボールのことかー!だけど正解wむしろ最初に魔王を倒しちゃったせいで敵のバランスに苦労する話ですw実際、この辺は難しいんだと思う。スレイヤーズの戦闘は強い敵を次々と倒すという結果より、敵をどう倒すかという過程が魅力。ザナッファー戦でもちゃんと「倒し方のギミック」で魅せてくれたのは良かった。ただ、ザナッファーが今までのボスキャラに比べると、敵として小物臭が漂っていたことも事実なんだよなあ。果たしてERはどうなるのか?