スレイヤーズREVOLUTION CDドラマネタバレ感想

 ドラゴンマガジン1月号付録のドラマCDのネタバレ感想です。まずは内容の概要を。リナ・ガウリイ・ゼルガディス・アメリア・ゼロス・ポコタの6人がスレイヤーズREVOLUTIONのおさらいとEVOLUTION-Rへの展望を座談会形式で語り合う、という内容。当然ギャグです。脚本はシリーズ構成の高山治朗さん。高山さんは昔からCDドラマ・ラジオドラマの脚本を担当してますが、「ギャグでガッと切り替えしてガッと終わり」的な何でもありなノリは相変わらずです。初回聞いたときは、笑えたは笑えたけど、キャラ観とか設定とか細かい部分が引っかかってツッコミを入れたりしてしまったのですが、CD「ドラマ」というより、「お題:スレイヤーズREVOLUTIONの掛け合い漫才」、っていう風に割り切って素直に笑っとくのがいいのかな、と思った。実際、チームワークぴったりの掛け合いは聞いてるだけで心地よいです。15分程ですが、これを740円で楽しめるならお買い得だと思います。雑誌の方にはキャストの皆さんのリアル座談会もありますし。もちろん小説「スレイヤーズすまっしゅ。」もお忘れなく。普段ドラゴンマガジンを買わない方も是非。
 という感じで、以下ネタバレ感想を。

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 01月号 [雑誌]

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 01月号 [雑誌]


 冒頭はRevolutionのイントロから。続けてリナの「終わりはしない〜」。うむ、鉄板だけどいい入りだ。リナの新シリーズが決まった、という言葉に喜ぶ一同に、リナ「また10年後だけどね」。ってwそれは勘弁。・・・まあ、EVOLUTION-R終わった後、2部をやってくれるなら10年後でもいいけどね。
 導入に続き、REVOLUTION登場キャラのおさらいコーナー。まずはワイザーのおっちゃん。罪状リナ=インバースに再び食いつく一同w過去の判例ってw確かに2話のワイザーの説明はすごい説得力あったし・・・。
 次はゼロス。ご本人も登場。「思わせぶりなことを言ってスレイヤーズREVOLUTIONでは全然働いてなかった」とごもっともなツッコミが入る。ゼロスは「新シリーズではその分活躍する」と返してます。そういや、メインビジュアルでも前のほうに来てましたね。そこで一同、「ゼロスラスボス説」で盛り上がる。リナに「ラスボス決定」と言われましたが・・・ここで出たことでその路線はなくなりましたね。さて、どんな活躍の仕方をするのか?そして、その目的とは?
 次、ジョコンダ。ガウリイにプロポーズをしていた話題で盛り上がる。「さすがに笑いそうになっちゃった」というリナ。耳ダンボにしてたくせにwそんなリナをからかう一同。聞いてるこっちもまさに(・∀・)ニヤニヤ。「新シリーズでは10数年ぶりのリナさんのデレが見られるんでしょうか?」とゼロス。それは是非、カモン!序盤は恐らくズーマ編ってことで、6巻の「付き合って欲しいの」のシーンをやって欲しい。
 デュクリス。「やさぐれたパンダ」「実はただの阪神ファン」とは言いたい放題だなwさすがにポコタはギャグにはなれず、ちょっと思いつめたような寂しげな演技が良かったです。「ぶっちゃけると原作の小説とは一番設定が変わっちゃった人でもありますね」とゼロス。ほんとぶっちゃけたなwその前のリナとアメリアの語りといい、高山さん的にも今ひとつ描ききれなかったという思いがあったのかも。
 オゼル。とりあえず謎、ということだけが語られて、話題はゼルの話へ。「この世界、かわいいだけじゃやっていけないのさ。オレはとうの昔にシリアスを捨てた男」と言うゼルにリナから朗報!「新シリーズではゼルのシリアス話があるらしいわよ」。「本当か!」嬉しそうだなwいや、私も楽しみですよ。レゾ絡みの話ってことで、ゼルもクローズアップさせやすいですもんね。REVOLUTIONでは見せ場がほぼ皆無だったゼルだけど、頑張って欲しいよ。一度パーティを抜けて敵になる展開とかあっても面白いかも。もちろん、なんかわけありみたいな感じで。リナVSゼル再び!みたいな。やっぱ、敵から味方になったキャラがもう一回敵になってみる展開っていうのはお約束だけど燃える。
 そしてお次はズーマ。ゼロスから「重要なキャラクターになると思われる」との指摘も。が、シリアスモードも長く続かず。「あたしたちに戦いを挑んでくるつもり」というリナに「狙われているのはリナだけだろ」と完全に人事モードでツッコミをするゼル達。冷たいなあw「逆の立場だったらどうする?」と問われたリナは「助けるに決まってるじゃん」というけど、一瞬間が空いたwまあ、この辺はいつもリナに遊ばれてるんで逆にからかっちゃえ的なノリだろうと解釈。いざとなったらゼル達も、そしてリナも仲間は見捨てないって。見捨てるモードで話を進めるゼルアメポコ。慌てるリナがかわいいなあ。一人沈黙を保つガウリイに助け舟を求める。「安心しろ、オレはお前のことをちゃんと守って・・・」おおおお、ガウリイさすがだ!と思ったら、ポコタに「光の剣は貸さないぞ」と言われて態度一変w「がんばれよ!リナ」うむ、オチがついたな。リナ「ガウリイ、あんたあたしの保護者って・・・!」何気に大胆な発言しとるなwガウリイを頼るリナかわいいぞ。大丈夫、いざとなったら守ってくれるって。果たして、ズーマ再戦はどんな形になるんだろうか?
 次はなぜかガウリイが名前を知ってたクッピー。ここで名前が出たってことは、ERで再登場するのかな?ミスマーメードは来年20周年、ってことでスレイヤーズと同い年です。リナがミスマーメードに出場する話で盛り上がるが、所詮魚介類コンテストだし、取ってもむなしいだけだと思う。
 それならごんごろクイーンを目指せ!って話になる。「フィルさんと張り合えるのはリナくらい」というガウリイに「失礼なこと言わないでよ」返すリナ。アメリアは「どっちが失礼なんですか!うちの父さんに問題があるっていうんですか!」と反論。でも「ある」と即答する一同wいやー、すごいチームワークでしたねえ。なんせ「王子様」イメージとのギャップだけで卒倒させるパワーの持ち主だからな。
 最後にリナが「スレイヤーズREVOLUTION最大の謎について」として切り出したのがポコタの体の秘密。確かに・・・それはキャラ設定画見たときから気になってました!「チャックにどうやって光の剣が入ってるのよ」・・・今更のツッコミといってしまえばそれまでだけど。ポコタは「言われてみれば・・・オレにもよくわからない・・・」となんか弱気な感じです。中身には何が詰まってるのか、という話題になり、中身を空けて確かめる!って流れで追いかけっこが始まる。まあ、7話でチャック開けてるんですけどね、リナ。「わかった」、と神妙になったポコタ曰く「夢と希望!」。言うと思ったwそしてまた追いかけっこが始まる。でも、なんかこの追いかけっこのくだりで、ポコタはリナたちパーティの一員になったんだな、って改めて思った。NEXTのいじられるゼルみたいな感じで、なんか馴染んだなあと。「追いかけっこ」という同じスチェーションでも、レボ最初の頃とは違いますね。と言うところで、今回のドラマCDは終了。
 これを聞きながらふと思ったのは・・・REVOLUTIONは4人組+ゼロスで復活して良かったな、ってこと。中の人インタビューも含めての話ですが、このチームワークの良さをまた味わえたのは嬉しい。ストーリーを重視するなら2部やったほうが良かったと思うんだけど、今回のコンセプトは「スレイヤーズ復活!」でしたし。リナ&ガウリイ+ルーク&ミリーナの新パーティでは、新しい魅力は生まれたでしょうが、「復活」感は出なかったでしょう。ゼルアメを出して2部、という路線もあったかもしれないけど、個人的には2部は原作どおりのパーティでやって欲しいのよね。
 さあ、EVOLUTION-R、どうなるでしょう?とりあえず、ゼルのシリアス話には期待しよう。