オゼルについて


 考察というか単なる思い付きの断片です。最終回までのネタバレです。


 スレイヤーズREVOLUTIONのザナッファー暴走事件・・・オゼル黒幕説を考えてみる。デュクリスがザナッファーを作るように仕向けたのって実はオゼルなんじゃなかろうか?オゼルはレゾの意志に従って行動しているようです。つまり、ザナッファーの復活はレゾの意思で、オゼルはそれを果たすために裏で暗躍していたとしたらだとしたら・・・?
 レゾは何らかの理由によりザナッファーを復活させたかった。「ザナッファー」が重要だったのか、「破壊者を生み出すこと」が重要だったのかは分からないけど。そこで、オゼルはその製法を守るものであり、周辺諸国への怒りを募らせていたデュクリスと、軍備増強に積極的で財力豊富なジョコンダに目をつける。双方に取り入り、二人を引き合わせたのはオゼルなんじゃないかと。ジョコンダにはメイドとして仕えるふりをして進言。ジョコンダはあの野心ならすぐにでも乗って来るでしょう。デュクリスもまた、彼の復讐のための手段であるザナッファー研究のためには財力が必要でしょうから、悪い話ではないと思い、乗った。オゼルはデュクリスにザナッファーを倒せる可能性があるL様の力を借りた魔法の存在を伝えていた。オゼル自身(実際にはレゾの意思)もザナッファー復活を望んでいたからこそ釘を刺したのでは?それを伝えさせたこともレゾの意志かも。さらにデュクリスはオゼルの正体について何か知っている風な口ぶりでした。何かもっと深い会話を交わしていたのかもしれない。それでいながら「俺には関係ない」とも。デュクリス自身は復讐が敵えばOKというスタンスだったのでしょう。リナは「この一件、まだ何か裏がありそうね」とこの事件が単なるデュクリスの起こした復讐劇ってことではない可能性を指摘している。
 さらに言うならゼロスともオゼルは繋がっているんじゃないかと。現段階で出ている情報から読み解けるゼロスの目的は、やはり壺絡みの可能性が高い。レゾの魂が入っている=魔王も入っている、という流れは連想できる。とすると・・・ゼロスがデュクリスに写本を見せたのは「ザナッファー復活」というオゼルの計画に乗ったから、とか。それは必要なことだった。その先にある壺に残された魔王復活のために。となると・・・単純に壺を壊せば復活する、という話ではない気がする。

「これも・・・運命ですか・・・レゾ様。あなたは望まれた。己の魂の復活と滅亡を。そして、それをあの方々に託したのですね。運命を切り開く力を持つあの方々に」
 *前回まで書いていたセリフは細部が間違っていたので訂正。今回のが(多分)完全版。

 最終回でオゼルがつぶやいたセリフ。上記を踏まえてこれを解釈してみる。
 「これも運命ですか」の「これ」は恐らくザナッファー復活。一見唐突に見えるが、ザナッファー復活が全てはオゼルのしてきたことの結果だとすれば納得が行く。「運命」とぼかしているのは、ジョコンダ・デュクリス・ゼロス、そしてレゾのそれぞれの思惑が絡み合った結果の復活だからか?この「運命」であるザナッファーをリナたちに倒させること。これが「レゾの魂復活」のための第一段階なのでは?なぜそうなるのかは、現段階ではよくわからないけど。
 そう考えると、オゼルがもう一人接触している可能性がある人物がいる。それは・・・リナをこの事件に巻き込んだ張本人、ワイザーのおっちゃん。さすがにザナッファーの事は伝えていなかったでしょうが、ジョコンダの野望をリークするふりをしてワイザーに接触。リナ=インバースならこの事件を解決できる、とリナを指名。その案に乗ったワイザーのおっちゃんはリナを利用してジョコンダの野望を解決する方向で動き出した。こうしてまんまとリナはレゾの言う「運命」とやらに巻き込まれていく、と。どうもワイザーのおっちゃんのあの退場の仕方は座りが悪いんですよね。5期も出てきそうな勢い。この種明かしに出てくるんじゃないかと。レボの中では、オゼルとワイザーが顔をあわせているシーンはないですよね。リナがラグナブレードで一時倒した後に倒れている姿を目撃している可能性はありますが・・・それくらいの整合性は無視してくるのが今回の・・・ではなく、ほら、死角になっていて見えなかった!とかさ!

 そして、オゼルはズーマとも繋がっているんですよね。この辺の事情はまだよく見えないけど。もう、ポコタ以外の今回の新キャラ全員と繋がっている勢い。でも、メイド風で目立たないポジションにいたオゼルが実は裏で糸を引いている、という立ち居地は面白いんじゃないかと。まあ、お約束だけどね。
 以上、根拠は全くありませんw最初はもっとあっさり書こうと思っていたのに、書き始めたらどんどん考えが浮かんで長くなっちゃいました・・・。やっぱり、こういう妄想大好きみたいで。こんな妄想しても、結局無駄に終わる可能性もあるんだけどね・・・。でも、希望は捨てるな。