スレイヤーズREVOLUTION 第7話ネタバレ感想

 今週は第7話「GORGEOUS 狙われた豪華客船?」。


 今回のポイントは3点。まずはメインキャラ衣装チェンジってことでサービス回。過去の衣装チェンジは「あの世界の私服」って感じでしたが、今回は割りと現代風の服装でした。ワンピース&三つ編みのリナは普通にかわいいぞ。やっぱし胸はなかったけど。普段のあの服は黄色い布で強調されてるから少し大きく見えるね。ああ、こんなからくりが。胸だけじゃなくって手足も細くてやっぱ華奢だなあ。アメリアは胸のボリュームあるせいか、リナに比べるとすこしがっちりしているように見える。
 2点目は、リナとポコタが和解したこと。まあ、まだまだ喧嘩はしてるんだけど、目的を同じくする者同士、歩み寄ったかなと。ちょっと臭いけど、雨降って地固まる、というかお互いを認め合ったようで。今後一緒に戦っていくに当たって、このイベントは必要でした。歩み寄りがリナの方からだったのも個人的にはポイントかな。リナとポコタは似た者同士、かつライバルのようなわけですが、一歩リナがリードしている。似たようにライバル関係にあるリナとナーガがお互い一歩も引かず、張り合う中で何だかんだで連携が生まれる、みたいな立ち位置なので、そっちとの違いも出たかなと思っています。
 3点目にして最大のポイントは・・・暗殺者ズーマ登場!今回ギャグ回かなーと思っていたので、ズーマの登場に関しては期待半分だったんですが、ちゃんと出てきてくれましたよ。扱いについては2,3つっこみたいところもあるのですが、まずは出てきてくれたことに大満足。ギャグから一転してシリアスになる流れも、スレイヤーズらしくて良かったです。
 さて、以下、各シーンの細かい感想を。
 前回のあらすじ・・・ってほぼ5話のあらすじじゃないかw前回ストーリーは進まなかったからなあ。そのあらすじの中で「ジョコンダ公爵領に向かっている」ことが明かされますが・・・前回も前々回もそんな話はなかったぞ。うーむ、やはり話の繋ぎは悪いなあ。どーも、話と話の間に物語が進行しちゃっている時があるんですよね。今回の場合、一応7話の中でも「ジョコンダ領に向かっている」という説明はあるので、あえて前回のあらすじの中で説明する必要はなかったのでは?
 それはさておき、本編の舞台は夏らしく海と青空の中を進む豪華客船。でも、ポコタはなにやらシリアスなモノローグ。ポコタは自分の国の一大事だから、気負いも生まれるだろうなあ。前回は遊んでたけど。
 でもリナとガウリイはすっかりくつろぎモード。ランチにディナーもがっつり注文。ガウリイ、ステーキどんだけ好きなんだよw  で、お金はアメリア払いらしいwああ、セイルーン国民の血税が・・・。支払いには紙幣やら小切手が登場。む?あの世界は基本硬貨だと思うんだが・・・これもセイルーンの威光か?
 今回はゼルガディスもくつろぎモードw染まってきたなあ。マッサージしてもらってるしw「お客さんこってるね、ガチガチだね」それも当然、ゼルガディスの1/3は岩で出来ていますwでも、よく考えたら1/3は人間なわけで、そりゃ肩もこるだろうと。今回、ギャグパート内ではやけにテンションが高いゼル。こり解消したのがよほど嬉しかったんだな。
 くつろぎモードが気にいらないポコタはリナの頭の上で唸る。とうとうリナの上に乗り出したぞ。リナは乗っかられることには怒らないのね。で、通りすがりの女の子に「かわいい」と言われて赤くなる。やっぱり女の子には弱いようで。リナには「小動物だけあって媚びの売り方がうまい」とつっこまれる。それはマスコットキャラの必須スキルだからなあ。そんなところから口喧嘩に発展。ポコタの貧乳攻めに「見たことないくせに」って見せる気あるんですか、リナw
 ここでランチターイム。リナ・ガウリイ・ポコタで奪い合いながら食べる食べる。でも、メインディッシュは変な虫!ガウリイがナイフで一閃。おお、ちょい見せ場?でも彼は食べる気でしたw変な緑の粘液でとるし、どう見ても毒物だろ、これw
 一方ゼルとアメリアも、やたら武器とか詰まれた荷物が荷崩れするわ、鉄球が追いかけてくるわ・・・と災難に合う。ゼルが久々のギャグ要因になってるぞw
 今度は大浴場。女湯?サービスカット?と思わせて男湯なのには笑ったw「裸の付き合いはいいもんだ」というガウリイですが、ポコタはいつも裸です。っていうか、マントぐらい取れよ、ポコタ。そんなポコタ、お風呂に流されそうになります。やはり小動物の体は色々大変なのね。
 どうやら、一行を狙っている奴らがいるらしい。何の疑問も持たずに、狙われている理由をリナのせいにする3人w日ごろの行いは大事です。今までの事件から容疑者を洗い出してみる・・・でも、怪しい奴が多すぎる。とんずらしようとするポコタを狙う矢文!そこには脅迫状が。犯人はジョコンダの差し金で目的は光の剣だった。おお、なんか緊迫してきたね。
 「犯人は誰だ」とばかりに憤るポコタにリナが語りかけます。「向こうから喧嘩売ってきたんだから、腹くくるしかないんじゃない? これくらいで腐ってどうするのよ。あんたこれからもっと大きな喧嘩売りに行くんでしょうが。」かっこいいねえ。ちゃんとしゃがみこんで視線を合わせているのがいいね。見下ろすのではなく、あくまで対等に会話をしようしている。今までけんか腰だったけど、ここに来て歩み寄るリナ。彼女の落ち着いた部分と面倒見のいい部分がうまく出ていると思います。ちょっといいシーンなのにポコタ「へこ胸」ってwリナに「空気読めよ」とつっこまれます。まったくw
 そこに遅い来る魔の手。なんか色々投げつけられてるw変な虫までw投げればいいってもんじゃありません。ここは犯人おびき出してこっちから打って出よう、と意気込むリナ。で・・・そこに見え隠れするズーマの影!うお、なんかあっさりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ってところでAパートおしまい。

 アイキャッチ:ワンピースのリナと背後に迫るズーマ ズーマがなんかコミカルだけどこれはこれで良い。
 
 いきなし三文芝居の喧嘩をはじめるリナとポコタ。仲間割れを装って犯人の出方を見る作戦らしい。でも演技ってあっさりばれてるしwこの後の段取りもあるし、ここにつっこむのも野暮かもしれないけどさ・・・敢えて言うと、原作ベースだとリナはこういう演技うまいんですよ。かまかけて情報聞き出したり、潜入捜査やら変装による情報収集もお手の物。まあ、このシーンでは「演技のはずが、悪口合戦の末にだんだん本気になってしまう」という流れをやりたかったんだと思うんで、その為には最初はベタベタの演技の方が面白いか。で、喧嘩もヒートアップしたところでそろそろいいかな、とリナは光の剣を「むんず」と掴んでポコタごと海へ投げ捨てるw作戦とは言え相変わらず鬼よのう。
 さあ、これで犯人にも何か動きが・・・と思いきや、乗客全員が慌て始める・・・って全員ジョコンダの手先かよw予想外の展開にウケたわ。変なガキまでおっさんだったし。いやー、てっきり前回の犬と猫が犯人になるのかと思ってたよ。あいつら結局刺客って気づいてもらえないまま前回で終わりかwまあ、きっと今頃ゴンゴロ村で平和に暮らしていることでしょう。
 で、「光の剣」を求めて乗客全員海へダイブ。考えなしな連中ばっかりでよかった。ギャグキャラ万歳!でも・・・船には本命が残った。暗殺者ズーマ!・・・うわ、暗殺者に青い空と太陽似合わねえwせめて夕方か夜にして欲しかったね。
 それはさておきこっから一気にシリアスモード突入です。ズーマは光の剣奪取ではなく、リナの暗殺がお仕事のようです。そりゃそうだ、ズーマはプロ中のプロの暗殺者だもん。他の仕事なんて受けないだろう。
 一方、海に飛び込んだ刺客を始末する役だったゼルとアメリア。肩こり解消で絶好調のゼルの手により刺客は一網打尽。でも、親切なうち一名が船にズーマが乗っていることを教えてくれます。こいつは言いたいこと言い終わったら点滅して消えるのね。ズーマは暗殺者の仲の暗殺者・・・狙われて生き延びたものはいないと言う。「へこ胸が危ない」とポコタ。だから空気読めってw
 船ではリナVSズーマの戦いが始まっていた。「呪文を唱える隙がない」ってことで、リナは剣を使ってけん制。おー、バトル描写、止め絵が多いこのアニメにしては頑張ってるね。燃えます。原作では体術はズーマが圧倒的に強いので、あっさり剣折られて終了してましたが、アニメでは少し打ち合います。少し長く戦わせた方が盛り上がるしね。でも、ついに限界が訪れてピンチのその時、ガウリイキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!遅いけどタイミング絶妙だな。「寝てた」とか言うけど・・・見計らってたんじゃないかw?ようやくガウリイにもまともな見せ場が・・・と思ったら・・・変な黒い霧が・・・。で、結局やられ役になってしまうという・・・orz。哀れなり。渡部監督は後半にガウリイの出番あると言っていたので、今後に期待だな。
 変な黒い霧に巻かれて分断されてしまう一同。しかもこの霧には魔法を封じる効果もあるらしい。って最強すぎる能力なような。ダークミストかと思ったけど、こんな力まであるならまた別の魔法か?最後のシーンの消え方と言い、アニメのズーマは既に人間を止めてるような気がする。流れ前後しますが、ラストシーンでリナに個人的にも恨みがあるようなことを口にしています。まさか・・・セイグラムと同化してるとか?NEXTでラグナブレードもろ食らってたけど、かろうじて生きていたとか?でも、ズーマが同化に賛同する理由がないんだよな。この因縁はリナも知らない逆恨み的なものなのか、レゾの名前が出てきたように、過去作と何か絡めるのか。でも、もしズーマが人間止めてるならガウリイがあっさりやられてしまった理由も納得が行く。普通の剣ではダメージ与えられないもんなあ。あと、ガウリイを痛めつけて「聞け、仲間の断末魔を」なんてやらかしてるのもお食事中なのでは?という気がする。人魔が人間の負の感情を食らうのかはよくわからんけど。
 時間戻して黒い霧の中のリナ。ガウリイが傷めつけられる声を聞いて焦る。そこでポコタが光の剣を取り出しつつ、「売られた喧嘩は買うんだろう」と不敵に笑う。前半のリナの問いかけへの返しですね。リナも「借りにしとく」と乗った!
 「光よ!」で霧が晴れる。・・・光の剣強すぎますぜ。黒い霧の能力も強すぎると思ったけど、それをあっさり凌駕するとは。リナはガウリイを足場に(惨い)ダム・ブラスをブチかます。これは・・・見た目だと直撃。でもズーマは無傷。やっぱ魔族化してるのか?さすがに5対1は不利と見たズーマは退却。・・・誰かガウリイをいたわってあげてください。
 「さっきはありがとう」とポコタにお礼を言うリナ。ポコタは「リナ・・・」と初めて名前を呼ぶ。空気読まない「へこ胸」呼ばわりはこのシーンのためか。ポコタは素直に出られると弱いようだな。・・・結局最後はまた悪口合戦になっちゃうんだけど。
 ズーマに関しては、理想を言えば夜に月をバックにしつつ出てきて、原作どおりリナの喉ぶえぶち抜きをやって欲しかったんだが・・・さすがにこのアニメ版では無理だったか。ガウリイは喉締め付けられてたけどね。黒い霧に魔力封印の力があるとなると、対ズーマ戦突破の鍵はガウリイにかかってきます。次こそはかっこいい姿を見せてくれ、ガウリイ。
 さて、次回はワイザーとゼロスがセットで登場するみたい。多分今回みたいにギャグノリやりつつシリアスも、という展開になりそうな気がする。