大場つぐみ×小畑健新連載「バクマン。」(ネタバレ)

 スレイヤーズ以外のネタを書くの多分2ヶ月ぶりくらい。最近すっかりご無沙汰でしたが、ここでは昔はジャンプの感想とかも書いていたんですよ。
 さて、今週からデスノートコンビによる新連載が始まりました。予告では主人公がマンガ家を目指す話とあって、そんな地味なネタで大丈夫かな・・・?と不安に思いながら第1話を読んだのですが・・・面白いじゃないですか、これ。確かに地味ではあるけど、ただの「主人公がマンガ家を目指す話」ではない。
 冒頭のモノローグからいきなり大場節炸裂。デスノート路線を継承してるっぽい。期待高まります。で、打ち切りの話は出るわ、「一生マンガで食える奴以外は博打打ち」なんて言っちゃうわ・・・。マンガ家目指す人の夢を削ぐマンガかよwさらに、そんな「博打打ち」だった主人公のおじさんが出てきます。これは・・・大場つぐみガモウひろしカミングアウトってことでいいんだろうか・・・。「唯一のヒット作はアニメにまでなったけどその後は売れなかった」「絵が下手」とか、イメージ被りまくりですよ。1本売れても借金抱えてた、とか実体験なんだろうか?バクマンの「バク」は暴露の「バク」なんだな。こんな感じでぶっちゃけ話でストーリー進めるのかな。これは面白そうだ。こんな内容を売れないマンガには容赦ないジャンプでやっちゃうなんてなんと大胆な!
 そんなこんなで主人公・・・最高は最初はマンガ家になることに乗り気じゃない。でも絵のうまさを買われ、クラスメイトの高木に「俺と組んでマンガ家になって欲しい」といわれる。高木は話を考えるのが得意らしい。原作と作画担当が分かれているところもデスノコンビのマンガらしくていいな。最高はまったく取り合わずに断るわけですが・・・憧れの女の子が声優を目指していると聞いて気持ちが揺らぐ。そして勢いで「俺達のマンガがアニメになったらヒロインの声をやって欲しい。その夢が叶ったら結婚して下さい」と言ってしまう。この辺の流れは、唐突だけど少年漫画の王道って感じがして好感触です。
 今後の展開は「主人公がマンガ家を目指す話」をやりながら、その裏側をどんどん暴露していくんじゃないかなあ。これ、もし打ち切られても「これが現実さ・・・」みたいな自虐ネタに持っていけておいしいんじゃなかろうか?どっちに転んでも期待大ですよ。個人的にはある程度は続いて欲しいけど。

★追記
http://www.shueisha.co.jp/wakuwaku/pants/swf_matsuri/pants_read.html
 ガモウひろし作の絵本「でたぁーわんつーぱんつくん」のためし読みコーナーより。「Lです」って言っちゃってるw大場つぐみガモウひろしです。捜査というのは決め付けてかかり、間違っていたらごめんなさい、でいいんです。