スレイヤーズREVOLUTION 魔法辞典 第3話 (ネタバレあり)

 今回は珍しい呪文は出なかったですね。高山さん脚本じゃなかったからかな?
 参考文献:えんさいくろぺでぃあスレイヤーズ その他、スレイヤーズ原作各巻

1.ファイヤー・ボール(火炎球)【精霊・火】使用者:リナ
 湖の巨大くらげに使用・・・しようとしたらワイザーに邪魔された。後半でもペットキメラ相手に使用してます。

2.レイ・ウイング(翔封界)【精霊・風】使用者:リナ
 周囲に風の結界を纏って空中を高速飛行する術。速度・重量・高度の総和が術者の力量に比例する。
 恐らく1話から使ってましたが、今回始めて呪文名が出ました。くらげの攻撃から逃れるために使用。ゼルとアメリアも同じシーンで使ったと思われる。リナはガウリイとワイザーを抱えていたため、二人のように高速飛行できず、「重い」ってことになったようです。
 ちなみにこのレイ・ウイング、原作では、今や使うものがほとんどいない「滅び行く術」という設定。スピードは出ないけど使い勝手のいい「レビテーション(浮遊)」に取って代わられたそうです。リナは「姉ちゃんにウケたいから」という理由で習得。動機が適当な割りにかなり重宝してますが。そんなこんなで、原作版ではゼルとアメリアはこの術を使えません。でも、アニメはこの設定がないらしく、無印の頃から二人もガンガン使ってます。このあたりはアクション性を考慮した上での変更でしょうね。ゼルとアメリアがリナと同じ画面に入れないのはきついかと。

3.ダグ・ハウト(地撃衝雷)【精霊・地】使用者:リナ
 ダグ・ハウトは1話に続いて2回目の登場。レッサーデーモン相手に使ってます。
 と、ここでレッサーデーモンについて解説を。レッサーデーモンは最下級の魔族。魔族は精神生命体で、本来は精神世界面(アストラルサイド)と呼ばれる物質世界とは異なる世界の住人で、物理攻撃が無効という特性を持っている。でも、レッサーデーモンは、自分自身の実体化できないため、小動物やなんかの肉体をベースにしてこの世界に具現しています。ベースとなる存在を介して具現しているため、物理攻撃もある程度は有効です。普通の人にとっては脅威のモンスターなんですが、リナ達レベルだとただの雑魚です。
 で、ダグ・ハウトは地水火風の力を使った精霊魔法なので物理攻撃。一応効果があるとは言え、正直リナらしい選択とはいえないですね。この後に使うエルメキア・ランスや黒魔法が妥当かと。

4.エルメキア・ランス(烈閃槍)【精霊・精神】使用者:リナ
 相手の精神に直接ダメージを与える呪文。
 レッサーデーモン相手に4連続で使用。前述の通り、レッサーデーモン相手ならこれが妥当な線。

5.フレア・アロー(炎の矢)【精霊・火】使用者:リナ
 ペットキメラにダメ押しの一撃。今回はファイヤーボールとフレアアローの表現が一緒なのが残念。打ち出し描写は力強くてかっこいいんだけど。デスキメラにも2回使ってます。デスキメラ2回目は別の呪文の方が良かった気がする。効かないと分かっている呪文を2回使う意味はないですから。

6.エルメキア・フレイム(烈閃咆)【精霊・精神】使用者:アメリア
 相手の精神のみに直接ダメージを与える呪文で、エルメキアランスの強化版。
 せっかくだから顔を見せて使って欲しかったね・・・。

7.メガ・ブランド(爆裂陣)【精霊・地】使用者:ゼルガディス
 ゼル、REVOLUTION一発目の呪文・・・なのにリナのダグ・ハウトと同様に選択に疑問が残る呪文を・・・。一応効果はあるし、広範囲をふっ飛ばしたかったのかも知れない。ゼルの得意のアストラル系精霊魔法は基本単体用だし。