コミック版スレイヤーズREVOLUTION第3話 ネタバレ感想

★注意:この感想はアニメ版ではなく、ドラゴンエイジに連載中のコミック版スレイヤーズREVOLUTION第3話「眠れし森」のネタバレ感想です。アニメ版のネタバレになる事項を多量に含んでおりますのでご注意を。

ドラゴンエイジ 2008年 08月号 [雑誌]

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 おおお〜!3話目にしてようやくシリアス展開キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!REVOLUTIONはギャグの話なのかと思ってたけど、これはストーリーにも期待できそうです。コミック版とアニメ版には少しずつ違いが出てきていますが、コミックはアニメの先行ダイジェスト版というような認識でいいのかな、と思っています。今回、急展開を見せましたが、やっぱアニメ放送前は情報控えていたのかな?というところで、ネタバレ感想行きます。

 ポコタを追う一行の前にいきなりゼロス登場。おお!ゼロスこんなに早く出てくるとは!全然情報でないから心配してたよ。唐突な登場の理由を問われるも、「それは秘密です」の一言で片つけてしまう。なんて便利な決めゼリフwゼロスは「高位王族」って紹介されちゃってますが、さすがにこれは単なる誤植でしょう。
 リナ達はポコタを追いかけているうちに、彼の故郷「ターフォラシア」にたどり着いちゃったみたい。サイラーグの末裔が100年ほど前に作った国だそうで、疫病によって滅びそうだったところを一人の魔道士によって救いの道を示されたんだとか。その魔道士の名は・・・「赤法師レゾ」。なんと!ここでレゾの名前が!なるほど、それでキャストに子安さんの名前があったのね。「サイラーグの末裔が作った国」「赤法師レゾ」など、原作や旧作の設定をうまく持ってきましたね。レゾにも疫病を治すことは出来ず、治療法が見つかるまで住人を魔法で眠らせて国を切りに閉ざして封印したらしい。今や疫病の治療法は見つかったものの、レゾが行方不明のため、封印を解くことは出来ない・・・でもレゾはもう死んだので封印は解けるはず、なのになぜ解けない?まさかレゾは生きている?という疑問が投げかけられる。まあ、さすがに生きちゃいないだろうなあ。とりあえず、レゾ絡みの事件、ってことでゼルガディスの活躍にも期待したい。
 今回の「謎の投げかけ」はまだ終わらない。一行が話し込んでる隙に「王の間」に侵入者発生!乗り込むポコタに掛けられた声・・・「お前も来ていたのかポコタ・・・いや、ポセル=コルバ=ターフォラシア王子」ええええ!ポコタ王子っすかw名前もスレイヤーズ世界っぽくないな、と思ってたけど頭文字取っただけの仮名もしくは愛称だったとは。なるほど、恐らくポコタは、体が疫病に侵されてしまったため、精神だけを仮の体・・・小動物の体に乗り移らせた存在なんじゃなかろうか?魔道都市サイラーグの末裔なら、高い魔道知識を持っていることも納得がいく。サイラーグは昔は魔道士協会の本部があった場所だけど、ザナッファーにより滅ぼされてしまったという設定。滅ぼされる前の技術を持ち出して、さらに研究を続けていた人々がいたら・・・?というifですね。光の剣レプリカを作れたのも、恐らくはザナッファー事件のときに光の剣に触れた人がいて、そのときのデータが残っていたからか?ガウリイ君のご先祖さんはちゃんとデータ取らせてあげたのかもしれないね。
 と、脱線しましたが、王の間侵入者は獣人デュクリス。どうやらターフォラシア出身で、魔道戦車を盗み出した張本人・・・ってデュクリスのおっちゃん普通に敵ですかorz。原作の実はいい人設定気に入ってただけに残念。デザインだけ流用した別キャラ、ってことで脳内補完しよう。
 デュクリスと一緒にオープニングに登場している二人の女性も現れました。扇子の女性はルヴィナガルド王国侯爵ジョコンダ、メイドはオゼルという名前。デュクリスはターフォラシアで作り出された魔道戦車試作機を盗み出してジョコンダに売りさばき、それを元にルヴィナガルドは戦車を増産・軍備拡張。ポコタは戦車を盗んだ犯人の捜索と自分が作った戦車の悪用防止ため、魔道戦車爆破事件を起こした。で、その爆破事件の犯人としてリナが疑われた、というのがここまでの流れみたい。
 ポコタは「お前らを許すわけにはいかねえんだ!」と3人に魔法を放ちますが・・・デュクリスの身につける鎧「ザナファ・アーマー」に弾かれてしまう。おおーゼナファキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。これはメフィ登場フラグにしか見えないぞ。ザナッファーはアニメ版と原作で大きく設定が異なっているんですよね。今回はそこをすり合わせるのか。しかし、ザナッファーが何であるのかの説明が皆無のまま話進んでますwさすがにアニメでは補完あるよね?
 ゼナファ・・・ではなく、ザナファ相手にポコタは光の剣で応戦。レプリカとは言え、ザナッファーを傷つけるだけの力はあったようです。ジョコンダは「これ以上ザナッファーの値打ちを下げることがないようにしなければ」と剣を取る。どうやらザナファも量産して売りさばく気らしいぞ!しかもこいつも戦えるのか!
 リナも応戦の構えを見せますが「あたしの魔法でこいつの鎧に通用しそうなものはなんだ」とモノローグ。・・・悩むまでもなくラグナ・ブレードあるじゃん。この点はストーリーの展開上ネックになってきそうですね。原作5巻の段階ではラグナ・ブレード未出で、ラストで新魔法としてお目見えする。でも、アニメ版ではもう普通にリナの手持ちになっちゃってます。いや、ラグナブレードは「当てなければならない」という弱点があるので、デュクリスが白兵戦得意、って設定にすればリナも苦戦するかも。でも、アニメのラグナ・ブレードは刃でかくて、普通の武器だと間合いの外から打ち込めるからなあ。この辺は何か縛りを用意するんだろうか?アニメなりのアレンジに期待ですね。と、ここでさっきの「値打ちが下がる」発言に戻る。リナのラグナ・ブレードがザナッファーを脅かす存在だと分かれば、光の剣に続いて2つ目の弱点が生まれてしまう。それでリナを邪魔に思ったジョコンダがズーマに暗殺依頼、って流れになるんじゃないかと予想。
 アニメ版予想と並行して書いてるので話が少しごちゃついてますがコミック版の話の続き。今回、なんとゼロスが敵側に回ることが発覚!REVOLUTIONのゼロスはジョコンダ、そしてルヴィナガルド王国の味方をしているらしい。とは言え、服従関係にあるわけではなくジョコンダに「命令を受けるいわれはないんですよ」と言い放つ。この辺のダークサイドゼロスはかっこいいな。ゼロスの取り持ちでジョコンダ達には逃げられてしまい、このラウンドは決着つかず。
 再びルヴィナガルド王国へ向かうリナ一行。リナの頭の上にポコタ。なんかすっかり馴染んじゃってるwこの二人はわだかまりをなくせば仲良くなれそうなんですよね。似たもの同士ですし。魔法の話とか盛り上がりそう。そんな一行の前に再び現れたのはワイザーのおっちゃん!その横にはゼロスが。ゼロスはリナ逮捕に協力する、と言ってリナの前に立ちはだかる。おお~!まさかのリナVSゼロス!これは熱いんじゃなかろうか。普通にやったらゼロスのほうが圧倒的に強いんでしょうが、ゼロスには何か裏がある様子。その思惑とあわせてこの対決がどう転ぶか楽しみです。しかし、ここでのリナのセリフ「生憎あたしは敵が強ければ強いほど燃えるのよ!」えー、そんなジャンプの主人公みたいなこと言われても・・・。リナは魔法を使うのは大好きだけど、別に強い相手と戦うことが好きなわけじゃないんだが。むしろ盗賊とか弱い相手を問答無用でぶっ飛ばすのが好きで(これはこれで主人公としてどうかと思うw)、高位魔族など明らかに強い相手との戦闘は避けたがる。このセリフ、さすがにアニメではないだろうな・・・。まあ、このシーンではゼロス挑発と自分の士気を高めるために言っている、と解釈することもできるけどさ。
 ラストシーンはジョコンダの城。ズーマの影がちらついて終了。
 と、長くなってしまいましたが、今回のコミック版3話は情報量豊富で、REVOLUTIONの展開がだいぶ見えてきましたね。アニメではもう少し時間をかけてやるでしょうし、説明不足のところも補完されるかな?アニメ3話は公式サイトのあらすじを見ると、「理由なき冤罪」のエピソードっぽいので、4話・5話でジョコンダたちと初顔合わせくらいまでやって、一旦ギャグ回突入。ギャグ回明けてからゼロスとの対決、ズーマ登場になりそうな気がする。と、コミック版どおりの展開なら、ですが。2話とかだいぶ違っていたので、蓋を開けてみないと正確なところはわからんな。