アビスゲート2 深きを夢見る淵の王 ネタバレ感想
アビス2巻の感想も行きます。
アビスゲート 2 深きを夢見る淵の王 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 神坂一,芳住和之
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: 文庫
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と、短編のとの絡みの話ばかりをしてしまいましたが、長編の内容の話に移ります。少しずつ明かされるアビスゲートの謎。一番大きな事実としては「呑まれた人間はアビスフォームに生まれ変わり、それを受け入れて生きる」ということでしょう。で、かつて王都がまるごと海に呑まれたと言うリリシェイド王国…その紋章を持ったパッセンジャー。冒頭に出てくる王はリリシェイドの王…もしくはその末裔なのかな?で、地上に残ったリリシェイド王国の生き残り達に何らかの方法で連絡を取り、人間を海に呑ませるべく活動しているのがパッセンジャー…みたいな流れか?でも、まだまだ序盤の2巻で「アビスフォームは元人間」という事実が明かされたことを考えると、もっと大きな真実が隠されているかも…神坂先生だし。そのパッセンジャーですが、あちこちに海を召喚、なんてことやってる割にテーニア達は仲間思いで人間臭さ溢れる連中ですね。仲間思いの敵、というと、いざ負けてしまうとボスから見捨てられてしまう…なんていうのが定石ですが、彼女達はどうなるやら。
しかし、今回、色んな謎が明かされてきた割に、アリサについては謎が多いままですね。クラウスが「あいつになら殺されてもいいか」なんて思うシーンがある辺り、あまり描写がないだけで、信頼関係は深まってそうですが。彼女の存在もキーポイントの一つ?
3巻以降も楽しみです。そして…短編が文庫化するのはいつになるのだろう…?そもそも三話以降も続くんだろうか…?