スレイヤーズREVOLUTIONのテーマは竜破斬

 昨日放送のハートフルステーションでの林原めぐみさんの発言により、スレイヤーズREVOLUTION1話ではリナが竜破斬を使わないことがほぼ確定的になりました。まあ、コミック版1話を読んでいれば予想通りなんですけどね。これは思い切ったことをしてきましたね。今までのシリーズでは1話でリナが竜破斬を撃つのはもうお約束になってましたから。私も絶対あると思ってましたし。コミック版を最初読んだ時には「え〜」と思いましたが、今は建設的に捉えております。スレイヤーズのギャグの根底には「お約束の破壊」と言うのがある。REVOLUTIONでは自らのお約束を破ってきたんだな、と思ってます。まさにREVOLUTION。で、こんなことをするからには、今回のアニメは基本前作のファンに向けたものになるだろうな、とさらに思います。お約束って言うのは見てる人に深く浸透していないと成り立たないものですから。一応、渡部監督は「1話でスレイヤーズの世界観を分かりやすく説明する」とインタビューに答えていて、新規への配慮もするみたいですが…。
 そして林原さん発言でもう一つ気になるのは「原作には出てきてるみたいだけど、今まで私が言った事がない呪文をバスバス使ってる」というもの。竜破斬不発とマイナー魔法の連発…ここから予想するに、今回スレイヤーズREVOLUTIONではリナのイメージが原作へ回帰するのでは?と思いました。アニメでは竜破斬が必殺技として印象深く扱われていますが、原作のリナの戦闘における真価って言うのは竜破斬の様な強力な魔法にあるのではない。数多くの魔法のバリエーションとそれを状況において使い分ける判断力と応用力、そして機転を効かせた作戦の思案がポイントになってると思うんですよね。竜破斬はその為の手段の一つでしかない。アニメでは見た目の派手さとか、キャラクターの分かりやすいイメージが優先されるので、リナ=竜破斬という印象付け自体は正しいと思う。だけど、今回竜破斬封印して小技を連発するのであれば、原作のリナのトリッキーな部分をアニメでもやってくれるんじゃないかと期待しています。1話使わない分、お話が進んでから使われる竜破斬にも出し惜しみした分価値が出てきそう。…まあ、情報ソースが林原さんの発言だけなので、実際にどんな形になるのか見てみないとわからないけどね。