すばらしきこのせかい

すばらしきこのせかい

すばらしきこのせかい

 ヤマダ電機で1980円で投売りされていたので購入してみた。一応最後までクリアしたので感想を。
 最初はただのオサレゲームかと思っていたけど、結構楽しめました。ストーリーは、人とのかかわりを拒む主人公が、「死神のゲーム」と呼ばれる7日間戦いの中で仲間達とふれあい、心を開いていくというベタっちゃベタな内容。でも、それでも章立てになっていて、少しずつ物語の真相が分かっていく作りで、なかなか面白かったです。途中ご都合主義的に物語が進んだり、エンディングが尻切れトンボだったのが気になったけど。あと、セーブデータ画面で「シキ編 ○日目」と書かれていたことと、パートナーキャラクターが3名いるという取説情報から、7日間を繰り返しちゃうんだろうな、という大まかな流れが読めてしまったのは残念。エンディングに関しては2周目で隠しエンディングが見れるらしいけど・・・そこまではもういいかなと思った。
 次にゲーム部分の話。タッチペンを使ったアクションが売りのこの作品。DSのゲームをそんなに沢山遊んだわけじゃないけど、こんなにタッチペンを駆使したゲームは初めてです。敵をスラッシュしたりプッシュしたりと、単純操作で色々なエフェクトがガンガン出せて、DSの機能を生かしたアクションゲームになっていると思います。また、戦闘では2画面で別の操作をするのもこのゲームの特徴です。上画面は十字ボタンを使って操作。ゲームショウの試遊ではこの2画面操作に慣れずにあまり魅力を感じなかったのですが、製品版では上画面にオート機能がついたので、そちらに任せてしまえばOK。下画面だけなら操作に戸惑うことなく、爽快にプレイできました。まあ、両画面操作するのが本来の楽しみ方なのかも知れませんが、私には1画面の方が合ってた。ABXYボタンを全く使用しない仕様なのもタッチペンに集中できて好印象です。ペンとボタン操作の両立にはどうも慣れなかったんですよね。タッチペン・2画面というDSの特徴をうまく生かした点は評価できるゲームです。1980円はお得でした。ワゴンで見かけたらおすすめ、かな。