今月のアビスゲートネタバレ感想
DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2007年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 雑誌
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第1話は何だかよくわからないまま終わってしまった印象でしたが、文庫を読んで基本設定を理解した後だと、短編もあまり違和感なく楽しめました。恐らくは文庫のラストでの拘束解除の交換条件として、エイミイのアビスゲート調査に付き合っているんでしょう。短編は時間軸的には文庫1巻の後で、アビスゲート調査の中で起きた比較的小さな事件を扱うサイドエピソード、と言った感じでしょうか。
クラウスは短編版でも格好つけたがりっぷりは健在。彼のかっこつけた言い回しはは神坂先生お得意の「理論武装をツッコミのほうで見も蓋もなく返す」、というパターンですね。相変わらずうまいです。
さて、今回はアビスフォームが単なるモンスターとしてだけではなく、ちょっと可哀相に見えるように描かれています。やはり彼らは「災厄」などではなく、人間と同じ命ある生き物なのでしょう。アビスゲートから沸いてきて人間を襲うのも何か理由があるような気がする。その真相には期待。