スレイヤーズVSオーフェンを語る(ネタバレあり)

 ↑表紙絵かわんないのな・・・。それはさておき、皆さんもう読みましたか?今日は語りますよ。誰にも止められません。バレなので一応かくす。


 6/30、Web角川より着荷する。ずしりと思いパッケージに期待は高まります。・・・ぶっちゃけ本編は文庫サイズの方が読むときには便利なんだけどね。でも、この箱入りパッケージや重量感も祭の一つです!・・・何はともあれ、とにかくオープン。オマケからいじって行こう〜。
★コギーのうさちゃん手帳
 オーフェンよく知らない私にもわかる・・・これはしょぼいぞorz。せめて型抜きにせんと。
★ナーガ&キース着せ替え
 捨てナーガのみかん箱や、通常コスより露出の少ない、一番下に来るはずの水着ナーガなど、ネタ性は充分。通はキースにナーガのコスを着せて本編を再現するのですね。
★リナちゃん魔よけシール
 魔よけというより張ったら祟られそうなデザイン・・・というツッコミは想定の範囲内ですか?
 ・・・とりあえず紙付録はこんな感じで。続いて小説を読み始める。
 雑誌読んだときに本家サイトの方*1でも書いたのですが、まずスレイヤーズ世界とオーフェン世界の魔法火力の差を「何もかもが頑丈な異世界」という舞台設定により埋めているところがお見事です。改めて思うに、担当部位の関係か、リナから見たオーフェンに関する記述がほとんどないのが残念。邂逅のところの外見の描写くらいじゃないかな。オーフェンから見たリナはこれでもか〜って程あるのに。そもそもリナのモノローグ自体が少ないんですよね。この話に関して肯定派ですが、そこいらがもっとあればより満足できたかと。
 書下ろし短編*2の方も同様に、戦闘シーンがオーフェンのみなんですよね。このシーンのリナは竜破斬打っただけだから、オーフェン側のが盛り上がる、っちゃ盛り上がるわけですが・・・。お気に入りのシーンとしては、おいしいものを交換し合うところが良い。オーフェンの壊れ方とリナの淡々とした落胆ぶりがなんとも。あと、ラストのリナの「あたし達がんばったと思う」ってセリフが何か好き。なんというか、この騒動を一言でまとめたな。
 続いていよいよ、CD-ROMをセット〜。ファイルが収まってるだけかと思ったら、わざわざインストールするのか。
 ドキドキしながらドラマCDを再生する。オーフェンチームはキース以外いい感じだな〜。キースはちと棒読みチックなのが気になる。そして、スレイヤーズチームのターン。リナだ〜、リナですよ、この声は。もう一気にアニメ見てた当時にトリップ。懐かしさと同時に、彼女らの旅はまだ終わってなくって、きっかけがあればまた戻ってくるんだなーなんて思ってしまう。ネタ的には「小説版」口調のアメリアの違和感の大きさたるや。それをネタにし、且つドラマCD本編ではアニメ版アメリアで行く、という前振りになってるのがGJだ。
 最後にこの企画のメイン、といっても良い「打ち合わせチャットログ」へ突入。これがまた最高の面白さ。原作者がどうやって作品を組み立てているのか、という一端が見えたり、作品の裏話が飛び出したり、はたまた全然関係ない話へ脱線したり、という様々な「楽しさ」がつまっているこのログ。でも、何といっても一番のツボは、なりきりチャットのノリで各キャラクターのセリフを作ってるところだなー、やっぱり。リアルタイムで産まれていく掛け合い・・・それを原作者同士がやってるとなれば、これはもう本物のキャラクター同士の会話ですよ。その臨場感がたまらん。ぶっちゃけ本編より、この生のログの方が面白いです。これをそのまま(検閲があったのかも知れないけど)収録してくれるとは、憎いぜ富士見書房Mac対応にしてくれれば完璧だったのに・・・orz。
 さてさて、次の祭はドラマCD。どんなお話が聞けるのか、今から楽しみ。以上、長文すいません。

※追記
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http://novel.no-blog.jp/minkan/2005/06/vs_9b20.html

*1:http://www.ne.jp/asahi/hamariya/slayers/01.3.16.5.htm

*2:何気に神坂パートだけ地の分でも「ぽいもの」になってるのう。